
本校は「各駅停車」の学校です。大学受験行きの特急ではありません。中学、高校時代は青春という季節の真っただ中に位置します。色々なことに目を向け、経験して大きくなっていくかけがえのない時期です。恋をする、部活に夢中になる、本や映画から新しい世界を知る。その過程で挫折をすることもあるでしょう。
そうした経験、出会い、ふれあいが大切です。一人ひとりの生徒が「一駅」ずつ、ゆっくりのびのび歩みながら、6年間を大切に使って成長していくことを、私は心から願っています。

人間の価値は勉強の成績で決まるものではありません。
本校は、勉強の成績という一面だけで生徒を見ることは一切しません。たとえば走ることが速い、感性が豊かで演劇に夢中になっている、読書が好きで図書館から年間百数十冊の本を借りている、といったように生徒はそれぞれの色をもっています。どれも素晴らしい財産です。勉強は「勉めて強める」と書きます。むろん勉強は学園生活の中心におくべきものですが、あくまでも多様な価値観のひとつにすぎない、ということも忘れてはならないのです。教育にマニュアルなどありません。私たち教員は生徒一人ひとりを見つめ、その個性、特色をできるだけ伸ばす指導を心がけています。
当たり前のことを、当たり前にやるのが大切です。
学校は人間形成の場、という基本をふまえて、本校では「当たり前のことを当たり前にやる」ことを合言葉にしています。現代社会では、当たり前のことができていない例が少なくありません。そこから様々な問題が生じているとも言えます。本校では日常の挨拶から人との接し方、決められたルールを守るといったことができて、はじめて勉強について言及すべきだ、という基本的な考え方を持っています。それはまた、学校や家で当たり前の学習ができていれば塾や予備校に行かなくても結果はついてくる、ということです。それは本校の80有余年の伝統と実績から自信を持って言いきれるところです。
生徒中心の、のびのびとした学校生活を基本としています。
学校の主役は生徒です。本校では常に教職員が「生徒のために何ができるのか」「いま行なっていること生徒とどう関わっているのか」を問い直しながら、教育活動に取り組んでいます。また、積極的に活動を行なっているPTAが教職員と連携をとり、様々な面からバックアップする体制をとっています。さらに同窓会はもとより、卒業した保護者の皆さんが集う賛助会の存在をはじめ、内外の有形無形のサポートが生徒中心の学校を支えています。
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