ブログ 一学期を終えて・・・

一学期を終えて・・・

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 昨年度末、3月11日(金)の東日本大震災が起こり、慌ただしい学年末、春休みを挟んで、平成23(2011)年度はスタートしました。震災の復興や福島原発の放射能漏れを気にかけながらの日々でしたが、生徒諸君は勉強に、クラブ活動に学校行事にしっかり取り組んでくれ、無事に一学期を終えることができました。

 特に多くのクラブ活動でめざましい活躍が見られました。(ボクシング部=世界ジュニア選手権大会に日本代表として出場、関東大会優勝、インターハイ県代表、国体県代表/棋道部=高校・中学とも囲碁団体で全国大会へ、将棋では、中学団体で東日本大会へ、個人で全国大会へ/演劇部=全国中学校総合文化祭に県代表として出場/高校登山部=関東大会出場/中学アメリカンフットボール部=関東大会出場) 詳細はこの学校ホームページの「学校からのお知らせ」の各ブログ記事をご覧ください。

 本日の終業式で、夏休み43日間を迎えるにあたって、生徒諸君には「考える夏休みであってくれ」「夏休みは、デジタル的に刹那的な日々を過ごすのではなく、アナログで時間の幅を意識化してほしい」と頼みました。43日間、1032時間は長いようで短いのですが、旅行や読書、勉強と、人が多くを体験し、内省し、心の成長を得るには十分な時間であるはずです。そして、夏休み中は家庭の時間軸へと移るわけですが、どうか9月にはしっかり学校の時間軸に戻れるように、気持ちでは片足は常に学校に立って、9月1日の二学期始業式には、少しでも成長した生徒諸君と再び相まみえることをワクワク期待したいと思います。

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 卒業した生徒が高一の時に書いた作文の一節を紹介します。

 「僕はこの夏、いろいろなことを感じ、考えてみたい。そもそも夏季休暇というものは、勉強だけに集中するためにあるというよりも、自分を知るためにあるものであって、多少生活時間に拘束されるが、自由時間を普段の数倍も手に入れることができるのであるから、〈新しい自分を発見する〉ためには絶好の機会で、夏季休暇中の宿題が多いと嘆く暇があるのなら、その分、今の自分の置かれた立場を冷静に見直したいと都合よく考えるほうがよい。学生の夏休みは自由だとよく言われるが、自由というものは、社会の掟からの自由ではなくて、学校生活による時間の束縛からの自由であり、〈この自由を生かすも殺すも自分の意志と行動にかかっている〉わけで、真の自由を得るためにはまず自分を律することだ(心に負い目を持ちつつ送るダラダラした生活を真の自由とは呼べまい)。時の流れが無情であることは、毎年の夏季休暇の最後に知ることだが、今年こそは与えられた時間の何割かは確実に自分のものとしなければならぬ。」

 生徒諸君、「遊んでばかりじゃ遊べない」というかつての車内広告の逆説的な言葉を心に銘記して、この夏の43日を充実した日々にすることを期待しています。