ブログ スタンフォード研修 4日目

スタンフォード研修 4日目

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 明後日に迫ったプロジェクト発表の準備、「engineering」の段階です。生徒達は、いくつかの簡単な体験を通して「engineering」の方法や意味を理解し、より難しいプロジェクトの課題に取り組んでいます。各グループとも、チームワークも高まり、各自の役割分担もできてきました。速いグループは、すでにプレゼン資料の作成まで進んできています。

 

 今日はこれ以外にも、コミュニケーション力を高めるセッションをいくつか行いました。相手にしっかり伝えるためには、もちろん「伝えたい」という内発的なこころの動きが大前提ですが、相手との関係を感じながら身振り手振りや表情を用いて表現するといった言葉以外のスキルも大切です。頭では分かっていることですが、知っていることとできることは全くの別物だということをあらためて感じされられます。

 何度も失敗し、壁にぶつかり、それを乗り越える。この経験を通して真のスキルは身につくものですが、さらには、それ自体がもっとうまく伝えたいという動機を生み出し、成功してまた喜びを感じるといった、一連の経験の繰り返しが永続的(sustainable)な動機づけになることを、理屈ではなく実体験として身につけていく。このプログラムの核心がここにありそうです。

 

 上の画像は午後に行った「エレベーターピッチ」というトレーニングのための考えをまとめている様子です。「エレベーターピッチ」の名前の由来は、新入社員が会社のエレベーターで社長と出会ったときに、目的の階に着くまでの限られた時間でいかに社長を惹きつけ提案を認めてもらうかというものです。生徒一人ひとりがそれぞれ場面や説得すべき人、その内容と手順を考え、リハーサルを繰り返したのちに全員の前で実演しました。 

 

 夕食後には毎日18:30から20:30まで一日の振り返りとして、その日のテーマに沿った別の活動を行っています。今日は、言葉によらない(言葉のみに依存しない)コミュニケーションとチーム力強化などでした。

 

 生徒たちは、
・最終日に発表するプロジェクト
・各自でテーマを決めて撮った写真を集めて作品にする課題
・帰国後のまとめに使う資料集め
といった複数の活動を、同時進行で進めています。かなり時間的に厳しいですが、仲間とコミュニケーションをとりながら夜遅くまで頑張っています。毎日9時間以上討論や作業を続け疲れているはずですが、とても楽しそうです。

 

【昨日の追加】

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 右の画像は昨日の夕方に立ち寄ったd-school という校舎に掲げてあったものです。

d はdesignを表しており、学部生は文系も理系も一緒に協働してものづくりに取り組むことが必須となっているとのことです。ここで得た発想力が後の研究に成果をあげているそうです。laboの内部まで入れてもらうと、まさに私たちが取り組んでいるプロジェクトと同じ手法の議論を見ることができました。壁にはいろいろな初期アイデアのメモ(ブレインストーミング)が貼り付けてあったり、試作品(プロトタイプ)が転がっていたりと、あるアイデアが目に見える形となる、まさにその現場を見ることができました。

(文責 佐藤)