ブログ スタンフォード研修 体験記?

スタンフォード研修 体験記?

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7月に行われたスタンフォード研修に参加した生徒諸君の体験記を8回シリーズで連載いたします。

Fast Thinking         高一 中澤 優一郎

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 私は、スタンフォード研修を通してたくさんのことを学んだ。その学んだことの中で、私が最も印象に残ったものをあげるとするなら、“Fast Thinking”だろう。“Fast Thinking”とは文字通り、物事を素早く考えることである。我々が研修中に行ったアクティビティの中で、これを特に必要とするものがあった。それは各自に配られた数十個のレゴのピースを見て、1分以内にこれらで何が作れるのかをデザインするというアクティビティである。私はこのアクティビティを楽しみながらも、それと同時に“Fast Thinking”に対して興味も持った。この“Fast Thinking”について、私が思ったことを以下の文章で述べていきたい。

  スタンフォードでの研修中、私たちはアクティビティをするごとに、毎回グループを作って、活動をした。たとえ、それがどんなに小さなアクティビティであってもグループを作って活動をした。このグループ活動を通して、私はチームワークの重要性、そしてそのチームワークを維持するための鍵となるものを自然と気付かされていった。その鍵とは、コミュニケーションである。先ほど話したように、アクティビティをするごとに毎回グループが作られるため、アクティビティが変わると、グループも変わりおのずとメンバーも変わっていく。だから、お互いを知るためにもメンバーとのコミュニケーションを取らなければ、チームワークを維持することが難しいということなのである。しかし、そのコミュニケーション以上に重要で、かつ必要不可欠であると私が思うのは、自分の考えを持つということである。

 以下は私の体験談である。

  英検2級の面接試験で、あなたは・・・・についてどう思いますか?という問題がでた。結果を言うと私はうまく自分の考えを伝えられなかった。この面接を終えた後、私は「あの時はやっぱりまだ英語の力が足りていなかった、だからダメだったんだ。」  という反省をした。

 しかし、この面接について今になってふりかえってみると、英語の力以上にもっと重要なことが足りていなかったことに気がついた。それは自分の考えを素早く、そして的確に出す力だ。もしも、私があの面接のあの時間内にパッと考えを出して、かつそれが明確なものであったとしたら、自然と、どうにかして自分の考えを伝えようと努力をしていたのではないだろうかと思う。だから、この時の私は自分の英語力の低さに逃げて、それ以前の問題に向き合うことをしてこなかったのかもしれない。これらをふまえると、私が英検の面接で上手くいかなかったのは、英語で言うから伝えることができなかったのではなく、明確な自分の考えを素早く出せなかったゆえに伝えることができなかったのだ

 (↑これは英検の面接攻略法を言っているわけではありません )

  話を元に戻すと、こういう明確な考えを素早く出すというところで“Fast Thinking”が活かされるのだ。もちろんこれは英検の面接に限ったことではなく、今日着る私服の選択から、ディスカッション、あるいはリーダーには欠かせない判断力や決断力など、幅広い分野で活かすことができる。また、“Fast Thinking”は、幅広い分野で活かされているのと同時に、今や様々なシチュエーションで必要とされる、テクニックとして知られている。

 この研修を終えて、私自身としては、今この世界で何が起き、何が起ころうとしているのかを敏感に察知し、そのあらゆる問題に対して自分の考えを明確に、そして素早く出すということを以前よりも意識するようになったと思う。 また、この研修を通して私は色々な人と出会い、それと同時に色々な刺激も受けた。一週間という短い期間ではあったが、ただ一つ言えることは、私の中で物事に対する考え方が以前と比べて変わったということだ。なぜなら、それほどの刺激をこの研修で受けることができたからだ。

 最後になるが、このような貴重な経験を私にさせてくれた、すべての関係者そして親に感謝をすると共に、この経験を今後に活かしていきたいということを強く思う。

 

  FAST THINKING  の実践             高一 兒嶋 佑季 Dsc_0076

 私がスタンフォード大学に行ってまず感じたのは、そこにいる人々、特に学生や留学生が優しいということです。例えば、道に迷った時にその学生や留学生に尋ねると、彼らは優しく対応してくれました。また、朝食や夕食を食べにダイニングホールへ行くのですが、そこで彼らの趣味や勉強していることを質問すると、詳しく丁寧に答えてくれました。私は、こういったことはスタンフォード大学内ならではのことなのではないかと思います。

 私たちは、研修最終日のプレゼンや昼食を終えた後スタンフォード大学の外の街に買い物などをしに出掛けたときに、少なくとも5人の人々に5つの質問をする(インタビューをする)という課題を与えられました。私は、今まで学生や留学生に質問できていたから大丈夫と臨んでみましたが、案外街の人々は私の思うように応えてくれず、インタビュー自体を何回も断られました。スタンフォードの人たちなら皆答えてくれたのに、と私は凹んでしまいましたが、なんとか5人にインタビューをすることができました。しかし、ここで感じられたのはやはりスタンフォードならではの人々の優しさであり、同じアメリカ内でも人々の対応の仕方は違うのだと思いました。

 また、このように質問をたくさんできたのはスタンフォードで学習した“Fast Thinking”のおかげではないかと考えています。このスキルは、ある質問・回答をされた際にそれに素早く、正しく考えて答える・さらに質問するというスキルで、インタビューにはかかせないスキルです。実際に私が街の人に趣味を尋ねた時、モーターサイクリングと答えた人がいて、次に私は元々訊く予定だった趣味で(モーターサイクリングをする上で)最も注意していることを尋ねました。しかし、この日の夜に大学寮に戻り、街でのインタビューの内容を記したものを引率の佐藤先生に見せた際、「モーターサイクリングと答えられたときに次に何を質問すればいいかな?」と言われ、もう一度考えてみました。するとすぐに、『月に何回するのかといった、どれくらいの頻度でモーターサイクリングをするのか』という質問が頭に浮かんだのです。もうインタビューは終わっていたので遅いのですが、この時すぐに質問を考えられたのは“Fast Thinking”の学習があったからではないかと私は思います。

 このように、スタンフォードでは“Fast Thinking”を土台としたインタビューをするスキルを得ることができました。私は、スタンフォードでの経験を活かし、このスキルを学校だけでなく将来生かしていければと考えています。

積極性の大切さ        高一 古屋 慧  

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 今回の研修で主に学んだことは、積極性がいかに大切かということです。なぜそう思ったかと言うと、スタンフォード大学にいる間は常にそのことを要求され続け、また、それを実行しなければならなかったからです。

 積極性を求められる例としては、例えば、「volunteer」というものが挙げられます。これは、日本で言う「ボランティア」とはだいぶ意味が異なりもっと強い意味で協力・参加を求められます。これは、どのアクティビティでも必ずと言っていいほど出てくる言葉です。このとき、内容が正しい、間違っているということよりも、自分から積極的に手を挙げて発言するということが大切だと感じました。

 この例に限ったことではなく、ほとんど全てのアクティビティは積極性さえ持てれば乗り切れると言っても過言ではないくらい重要なポイントだと思いました。今回の研修でそのことに気付くことができたのは大きな収穫だと思うので、これからはそれを高いレベルで実践できるように努力したいと思います。

 また、一番印象に残っていることは、プレゼンの準備です。初日に7つのグループに分けられ、最終日までの4日間かけて準備します。日中の講義の時間帯の合間にも準備時間が与えられたにも関わらず、前日の夜は徹夜するグループもあり、時間は正直足りませんでした。しかし、日中はお昼を外人のメンターの方々と一緒に食べながらプレゼンの内容について話し合うことができたので、様々なアイデアを英語で議論し合うことができて、とても充実していたと思います。夕食、イブニングセッションを終えて夜、部屋に戻ると、そこから時間との戦いはスタートします。とは言え、みんなテンションは高く、最高に楽しい時間を過ごすことができました。

 今回の研修を総じて振り返ってみると、最初の1日目、2日目くらいはとても緊張していたことを覚えています。しかし、慣れてくると本当に楽しくなり、1週間はあっという間に過ぎていきます。だから、最初の1日目、2日目にほとんど何もできなかったことを後悔しないためにも普段から英語に触れていることはとても大切だと感じました。とは言え、この研修がゴールではありません。自分のもっと大きな目標に近づくためのひとつの手段だと思うので、それを価値あるものにするために事前にもっと努力するべきだったと痛感しています。

次号に続く (文責 佐藤)