ブログ 中3社会 模擬国連を体験しよう(最終日)

中3社会 模擬国連を体験しよう(最終日)

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 最終日の模擬国連の授業は、前回の会議のつづきから始まりました(これまでの授業のようすは、以前に掲載しましたブログをお読みください)。会議の目的は、今回のトピックである「難民問題の対策と解決」に対する具体策や指針を決議案にまとめることです。どの会議グループでも議長を中心に議論を深め、ときに譲歩したり調整したりしながら数カ国の署名を得た決議案の作成を達成できました。会議の最後には決議が行われ、提案された決議案はいずれも採択されました。

Day3

 今回の授業は内容・スタイルともに本校において初めてのことばかりでしたので、担当した教員にはどの程度期待した効果が得られるか不安もありました。しかし、模擬国連授業の意図と流れを概ね理解して、主体的に積極的に取り組んでくれた中学3年生のおかげで、教員が想定した以上の成果があったようです。最後にレビューを行い、レポートにまとめてもらいましたので、その中の感想から生徒の声を紹介します。

●「参加型の授業だと、いつもは受け身だったため主体的に考えることができてよかった。」

●「全員が役割を演じ、主体的に活動していたので、とても楽しかった。」

●「世界各国の政策を知ることができたこと、自らの意見を主張できることがよかった。」

●「難民問題をはじめとする国際問題は簡単に解決できるようなことではないので、日々学習しようと思った。」

●「難民をどの国も受け入れられるわけではないので、各国の思惑がぶつかるとなかなかまとめるのが難しかった。」

●「日本という国を外から見ることができてよかった。」

●「自国には自国の事情があり、相手国には相手国の事情があると思うので、そこを配慮して考えるべきだった。」

Review

 以上はごく一部の声ですが、多くの生徒がほぼ共通して記した感想は、リサーチや議論の時間が足りないということでした。とりわけディベートやディスカッションの授業は楽しいのだけれど、必要な知識や情報が十分でないと議論についていけないということに気づいて、リサーチの大切さを実感した生徒が多数いました。主体的な学習の前提として、知の基盤がともなわないと空理空論に終始してしまうことを生徒たちは納得してくれたようです。

 このような授業が知の基盤をさらに充実させ、能動的に考え、行動する力を育み、グローバルな視野を養う機会になってくれると期待しています。

文責: 中3社会科担当