ブログ 2016年7月アーカイブ

歴史研究部?仙台合宿

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140終業式の翌日である7月20日(水)?7月22日(金)にかけて、今年も合宿に行ってきました。今年の文化祭のテーマは「伊達政宗」ということもあり、仙台を中心とした巡検です。三日間ともに天候は雨もなく暑くもなくという絶好の巡検日和でした。新入生2名を入れての計21名(教員3名)での旅です。

1日目の午前中は松島を巡り、午後は仙台市内の伊達家ゆかりの寺社を巡りました。時間の関係で、松島の瑞巌寺が急ぎ足になってしまったのは残念でしたが、仙台市内にある仙台東照宮や青葉神社を巡ることで、江戸から明治への時代の移り変わりを感じることができました。仙台東照宮は江戸時代の仙台の中心的な神社であり、もちろん東照大権現(徳川家康)を祀っています。一方、青葉神社は明治期に創建された神社で、伊達政宗を祀っており、明治から現在にいたるまで、仙台の中心的な神社になっています。実際に現地に足を運ぶことで、両神社が現在の仙台の中でどのような意味を持っているのかについて考えさせられました。

2日目の仙台城を中心に仙台市内の伊達家ゆかりの史跡を巡りました。写真は本丸跡にある伊達政宗騎馬像前で撮ったものです。政宗を祀る霊屋(おたまや)である瑞鳳殿はもちろん立派でしたが、1945年の空襲で焼失してしまったために、現在あるのは再建で、国宝指定を外されています。一方で、仙台城の北西に位置する大崎八幡宮の社殿は1607年に造立され、現在国宝となっており、当時の様子を今にとどめています。瑞鳳殿や大崎八幡宮の色鮮やかな彩色が印象的でした。

3日目は伊達家の重臣片倉小十郎の拠点である白石城と、戦国の遺風残る平山城である二本松城を巡りました。白石城の大櫓(実質上の天守)は、大河ドラマ『独眼竜政宗』ブームの後押しで再建が決まったらしく、大河ドラマの影響力の強さを感じました。二本松城は江戸時代に丹羽氏が領主となり、二本松藩の居城となりますが、戦国期からある平山城を改築して使用したために、本丸跡にまでたどり着くのが一苦労でした。

今回の三日間の合宿、部長を中心とした高校二年生が下級生を引っ張ってくれたおかげで充実したものになりました。1時間半をこえる合宿中の勉強ミーティングでは、中学生からも鋭い発言が見られ、中身の濃いものになりました。歴史的考察を深めていくということは、自らが問いを発し、できるだけたくさんの資料にあたって調べ、考え、再び問いを発し、、、この繰り返しに尽きると思います。歴史研究部の合宿では、生徒がこのような営みを行う「きっかけ」をつくっています。まだまだ不十分な点も多いですが、少しでも歴史に対して深い洞察ができるよう、頑張っていきたいと思います。

                                            [文責:歴史研究部顧問]

充実の国際交流?エンパワーメント・プログラム(続報)

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とにかく会話が尽きません。

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今年の参加者は大変意欲があります。予習もばっちりで、このプログラムに挑んでくれています。

 

対象は中学3年と高校1年。合わせて230名が集まりました。

 

5日間の集中プログラムで、すべて英語でコミュニケーションを行います。

 

昨年は初めての企画ということもあり、初日・2日目と硬さが見られ、体をほぐすアクティビティに切り替えて緊張をほぐすこともありましたが、今年は事前のオリエンテーションの成果もあり、初日からネイティヴのファシリテーターの指導をよく理解し、ネイティヴの学生とのディスカッションも活発に行っていました。

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どの生徒も、毎日の会話やスピーチ、グループ発表を楽しんでいるのが分かります。

 

昼休みはグループごとに外国人学生を囲んで食事をとり、また、空いている時間には広場で球技を楽しんだりもしていました。

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今日は、いよいよ最終日。プログラムの成果を一人ずつ、全員の前で英語で発表する日です。

間違ってもいいから、自信を持ってスピーチしてください。

 文責: グローバル化推進委員会?

ディベート部:中学ディベート"全国大会"出場決定!

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先日、中学生日本語ディベートの関東甲信越大会2日目が開催されました。1日目の結果、浅野はあと1勝で全国大会に出場できるところまで来ていました。

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そして、最後の決定戦で勝利を掴み、中3増山龍星・廣瀬太雅・永田瑞稀の3人が5位入賞を果たし、全国大会の出場の権利を獲得しました!

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この3人はディベートサークル創設当初のオリジナル・メンバーで、中学1年生の頃から、様々な大会に参加してきました。しかし、どの大会も、なかなか結果を出せず、何度も涙をのんできました。過去の大会では、試合中に上手く行かず、チーム内で喧嘩をし、罵声を浴びせ合ったこともありました。

 

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そうした背景の中、中学の集大成として、今回の大会に臨みました。この関東甲信越大会は、全国の各地域大会の中でも参加チーム数が多く、全国優勝経験のあるチームも多数出場しているので、厳しい戦いが待ち受けていました。

 

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しかし、なんとか勝利をもぎ取り、”ディベート部”昇格元年の今年、初の全国大会出場権を掴みとってくれました!

 

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負け続けたにもかかわらず、諦めず、努力を絶やさなかったことが、ついに実を結びました。まさに、”九転十起”の精神を体現してくれました。

最後になりましたが、ディベート部へのご支援・ご声援、本当にありがとうございました。

全国大会は、8月上旬、立教大学で行われます。今後も更なる飛躍をしてまいりますので、よろしくお願いします。

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文責:ディベート部顧問一同

 

スタンフォード研修6日目

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プログラム最終日は、Photo Essayの発表(展示)から始まりました。
同じような風景を目にしていたはずであるにもかかわらず、テーマは様々であり、多様な視点があることを実感していたようです。

*Photo Essay展示の様子

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その後、いよいよ商品開発プレゼンを実施しました。
Y2E2の校舎の入り口付近にある大きな教室を用意していただき、素晴らしい環境の中でのプレゼンとなりました。

*最終プレゼンの様子

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短い期間でありながら工夫を凝らしたグループがある一方、やはり準備不足であることが否めない発表もありました。
帰国後に時間を十分にかけてブラッシュアップした上で、事後研修等での発表に臨んでいただくことを期待しています。

発表後はお世話になった教授やメンターの方々とレストランで食事をし、Certificateの授与が行われました。
これをもって、5日間のプログラムを修了したことになります。

*Certificate授与後の集合写真

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滞在期間の大部分の時間をスタンフォード大学の構内で過ごしましたが、せっかくの機会ということもあり、夕方からサンフランシスコ市街へ観光に行きました。
ゴールデンゲートブリッジを訪問後、サンフランシスコのダウンタウンでバスを降り、ピア39まで少し長い距離を歩きました。
スタンフォード大学のリゾートのような空気とは全く異なる、都会の空気や観光地の活気を体験することができました。

*サンフランシスコ観光の様子

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夜10時ごろ寮に到着し、翌日は早朝に出発することになります。

追記:

日本時間の7/26(火)15:30頃、無事に帰国いたしました。
成田空港では、前田校長や保護者の方に迎えていただきました。
今回のプログラムの参加者が、スタンフォード大学での経験を様々な場面で活かしていってくれることを期待しております。

文責:スタンフォード研修引率担当

海外の学生とディスカッション?エンパワーメント・プログラム?

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 昨年大変好評を得ましたエンパワーメント・プログラムが、今年は昨年の1.5倍の参加者を集めて始まりました。

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 今年は前もってオリエンテーションを行い、テキストも早めに配布したこともあって、初日から積極的に英語で会話する生徒が多く、どのクラスも、どのコースも活気にあふれていたのが印象的でした。

 今年はスタンダード・コースとサイエンス・コースに加え、リピーター向きのプログレス・コースを設けて、合わせて6クラスに分かれての開催となりました。

各クラスには1名のファシリテーターが付き、生徒5~6名に1人の留学生がメンターとして加わって、プログラムが進行します。

コースごとに用意されたテキストは、すべて英語のみで書かれていますが、生徒はもちろん予習が必要となります。

初日の昨日は、自己紹介の後に、ロールプレイを通じて自己表現する時間があり、緊張しながらもファシリテーターやメンターに支えられて、上出来のパフォーマンスを披露していました。

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 全5日間のプログラムです。毎日を楽しみながら、最後のプレゼンテーションに向けて励んでいってほしいと思います。

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文責: グローバル化推進委員会

スタンフォード研修5日目

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研修プログラムは本日を含めて残り2日間となりました。

本日の午前中はスティーヴン・マーフィ重松教授の講義でした。
現在はスタンフォード大学で教授をされていますが、かつては東京大学でも教授をされていた方です。
つい最近、『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』(講談社)という本も出版されています。

*スティーヴン・マーフィ重松教授の講義の様子

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抽象的なテーマではあったものの、具体例や日本語などを交えていただき、分かりやすい講義でした。
質疑応答では質問が殺到し、中には大変奥が深い内容のものもありました。

*昼食後に訪れたWindhover contemplative centerでの瞑想の様子

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午後は"Elevator Pitch Activity"という活動を行いました。
90秒という非常に短い時間で、いかにアピールをするかの練習です。
本日は土曜日ということもあり、Y2E2校舎はほぼ貸し切り状態のため、様々な場所を使っての活動となりました。

*実験施設の目の前での練習風景

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夕食後に毎晩行っていたイブニング・セッションは今回が最後となりました。
本日のテーマは大変高度なものでしたが、活発な議論が交わされました。
4日間担当してくださった現地スタッフのSumireさんからのメッセージも、生徒たちの心に響いたことでしょう。

*イブニング・セッション後の記念写真

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明日はいよいよPhoto Essayの発表と、商品開発のプレゼンとなります。
今夜は果たして、何時まで準備が続くのでしょうか。

文責:スタンフォード研修引率担当

スタンフォード研修4日目

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研修も折り返し地点を過ぎました。
午前中は、アイコンタクトやジェスチャーの重要性を学ぶアクティビティから始まり、
グループごとに分かれて最終日に発表を行う商品開発に関しての議論を深めました。

*午前中のアクティビティの様子
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午後はスタンフォード大学のキャンパスの中を、ツアーのごとく歩き回りました。

*フーバー・タワー展望スペースからの眺めDscn0775


*大学の美術館Dscn0781

単なるのキャンパスツアーと異なるのは、生徒たちがキャンパス内で目にしたものが、
最終日に展示をするPhoto Essayの素材になるという点です。
教室に戻った後、各生徒がそれぞれ目にしたものについて共有する時間なども取られました。

ちなみに、スタンフォード大学のキャンパスは観光地としても有名であり、見どころが満載です。
広大なキャンパスはまるでリゾートのようで、大変贅沢な環境の中での研修となっています。

*毎日使っているY2E2校舎テラスからの眺めDscn0768_2


プログラム終了後、初日に講義をされたグレン教授に研究スペースなどを案内していただいた後、
"d.school"と呼ばれる場所の見学をしました。

*d.schoolでの集合写真Dscn0792

上記のような、一般人が訪れるのが難しい施設を訪問できるという点は、
大学の教授が主催している本プログラムの大きな特色と言えます。

実際に研究が行われている場を目の当たりにし、生徒たちは商品開発へのヒントを得ることができたことでしょう。

文責:スタンフォード研修引率担当

柔道部:横浜市立中学校総合体育大会(団体戦)

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 2016年7月17日、標記の試合に参加しました。1回戦で末吉中学校、2回戦で錦台中学校、3回戦で西谷中学校に勝利し、4回戦で桐蔭学園中学校に敗れた結果、43校中ベスト8に残りました。この結果を受けて、個人戦につづいて、団体戦でも神奈川県大会(横須賀アリーナ)に出場することになりました(個人戦は7月28日、団体戦は7月29日です)。



(文責:柔道部顧問)

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スタンフォード研修3日目

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スタンフォード研修は3日目(プログラム2日目)を迎えました。
本日の午前中もアクティビティからのスタートとなりました。
"Rapid Prototyping"をテーマに、Legoを用いて見えないアイデアを形にする練習や、 "Spaghetti Tower"という活動を行いました。

*Spaghetti Towerに取り組む生徒たち

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Spaghetti Towerとは、スパゲッティとマシュマロを使って、いかに高いタワーを建てられるかを、各チームで競うものです。
1回目の挑戦では、高さを競うどころか、10チームのいずれもタワーを建てることすらできませんでした。
1回目の失敗を活かし、2回目は約半数のチームがタワーを建てることができました。
この活動は、日本では企業におけるチームビルディングのための研修として行われることが多いようです。
本プログラムでは、"Fail early. Fail fast."を実感してもらう意図で行われています。


その後、Photo Essayの作成や、商品開発に向けた準備などに取り組みました。

*商品開発に向けた準備の様子

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以下は毎晩8時半まで行われる、「イブニング・セッション」の様子です。
当日に学んだ内容の振り返ることが中心となっています。

*イブニングセッションの様子 Dscn0763_2 
写真は夜の8時ごろに撮影したものですが、まだまだ外は明るいことが分かります。
短い研修期間のため、生徒たちは複数のタスクを同時並行でこなさなければなりません。
夜の時間帯をいかに有効活用するかが、研修を成功させるためのカギとなりそうです。

文責:スタンフォード研修引率担当

スタンフォード研修2日目

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本日から研修プログラムが本格的にスタートしました。 スタンフォード大の教授2名の講義や各種アクティビティを通じて、基礎的な知識やスキルを学びました。 午前中の講義の後、教授に個別質問をする者が何名もおり、今年度の参加者には、自分から積極的に学んでいこうとする姿勢が感じられます。 教授には、昼休みの時間にまで質問に応じていただきました。 9時から20時半までの長時間にわたる研修ですが、夜の時間帯にも本日のやり残しや復習に勤しんでいる生徒の姿も見られました。 残り4日間、一秒たりとも無駄にしないつもりで臨んでいただければと思います。 *講義で主に使用しているY2E2棟の教室と生徒たちの様子。

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*昼休み中に質問する生徒たちと、それに応じるスタンフォード大の教授。

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*Brainstormingの様子。"NORMAL"ではなく、"CRAZY"なアイデアが要求されています。

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文責:スタンフォード研修引率担当

スタンフォード研修1日目

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日本時間の19日16:50に成田空港を出発、ロサンゼルスを経由し、現地時間の19日15:30頃、サンフランシスコに到着しました。 到着後は大型のバスを使い、現地スタッフや添乗員がガイドをしながらの移動となりました。 空港からの移動には片道6車線の101というフリーウェイを通ったのですが、日本との規模の違いに驚いている者も見られました。 今回の研修でアメリカに初めて訪問するという生徒が多く、日本との様々な違いにカルチャーショックを受けていたようです。 途中大型のショッピングセンターで買い物と夕食を済ませ、夜の7時過ぎにスタンフォード大学の寮に到着しました。 日が沈むのが遅く、夜にも有意義な時間が過ごせるはずです。 長時間のフライトや時差を初めて経験したことによる体調不良者も若干出ましたが、夜には回復し、 その他大きなトラブルもなく、初日を終えることができました(小さなトラブルはいくつかありましたが、詳細は報告会にて…)。 翌朝から研修が本格的にスタートしますので、十分な睡眠をとり体調を整えていただきたいと思います。 文責:スタンフォード研修引率担当

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劇団こぎと・夏の公演情報

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劇団こぎとです[E:heart04]
夏のご予定はお決まりですか[E:heart02]

第23回神奈川県私立高等学校演劇発表会[E:heart01]
ところ◆長津田駅前 緑区民文化センター・みどりアートパーク
と き◆7月23日 11時?

第12回神奈川県私立中学校演劇コンクール[E:heart01]
ところ◆いずみ中央駅前 泉区民文化センター・テアトルフォンテ
と き◆7月26日 14時30分?

第12回神奈川県中学校創作劇発表会[E:heart01]
ところ◆桜木町駅下車徒歩12分 県立青少年センター
と き◆8月3日 15時15分?

よろしければ、ぜひ(*^O^*)

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神奈川県私立中学校テニス大会 A・Bともに3位

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2016

7月10・17・18日の3日間にわたって、神奈川県私立中学校テニス大会団体戦が行われ、中学3年生14名が出場しました。

Aチームは10日、2回戦東海大相模に4勝1敗で完勝、準々決勝は山手学院との大接戦の末、3勝2敗で勝利し、準決勝進出を決めました。

Bチームは17日、2回戦森村学園に5勝0敗、準々決勝で神奈川大付属に、これまた大接戦の末、3勝2敗で勝利しました。
A・Bチームとも準決勝進出という快挙です。

18日の準決勝、
Aチームは強豪サレジオ相手にシングルスを2本もぎ取ったものの、ダブルスが2本とも惜敗で2勝3敗、
Bチームは聖光相手に0勝5敗の完敗でした。

決勝に進めなかったのは悔しいですが、両チームともに3位、中でも、普段試合の機会があまりないBチーム(準レギュラー)が健闘し3位に入ってくれたのは、
中3の層の厚さを感じましたし、部全体としても、とても良い結果だったと思います。

これで中3の試合は終了です。
中2には、中3に負けないような結果を出してほしいと思います。(文責 顧問)

スタンフォード研修が始まりました。

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今回で3年目となるスタンフォード大学でのユースリーダーシップ・プログラム。
プログラムに参加するために、高2・高1の30名が、昨日、成田空港を飛び立ちました。

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このプログラムは、米国スタンフォード大学のコリン教授が開催し、アジアの高校生を対象にリーダーシップ力を育成するのがねらいとなっています。

高い英語力が求められますが、参加者は今回も事前研修を重ね、準備万端でのぞむことができましたので、皆、期待を膨らませながら空港にむかいました。


短期間ながら、大きく成長して帰国してくれるのを楽しみに待っています。

文責: グローバル化推進委員会

柔道部:横浜市立中学校総合体育大会(個人戦)

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 2016年7月9日と10日、標記の個人戦に参加しました。各選手が奮戦し、以下の4名が神奈川県大会(7月28日、横須賀アリーナ)に出場することになりました!

 中3 成田雷賢くん(90kg級3位)
 中3 北村和也くん(66kg級5位)
 中3 近藤佑亮くん(50kg級5位)
 中3 森口隼之介くん(55kg級ベスト16)

 日々鍛錬し、順調に成長していることをうれしく思います。県大会でも健闘してください。

(文責:柔道部顧問)

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教養講座 「保育体験をしよう(2)」

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 2016年7月15日、教養講座「保育体験をしよう」で、「ゆうゆうきっず横浜」様を訪問しました。今回は第二回目です。第一回目の実施報告には、この教養講座を企画した経緯などについても記していますので、ご参照ください。

 今回の参加生徒は5人で、また3・2にわかれて、3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスの各部屋を回りながら、保育体験をさせていただきました(このうち1名は前回も参加した生徒で、園児のみなさんに名前や顔をよく覚えてもらっていました)。私が付き添ったグループでは、3歳児クラスで、野菜のごっこ遊びや輪投げ、ペットボトルボーリング、4歳児クラスで、ボール遊び、かけっこ、各種ごっこ遊びやかるた遊び、ブロック遊びなどを一緒に楽しみ、それから5歳児クラスで色々な絵本の世界観を共有したのち、ランチルームで給食をともにし、午睡(お昼寝)に入ったところで体験を終えました。


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 今回も、参加した5人の生徒に書いてもらったアンケートの結果を紹介します。

(1)この講座に参加しようと思った動機や、将来の職業などにつながるビジョンがあれば、具体的に教えてください。

〇将来、小児科医になりたいと思っていて、子供とふれあう機会があれば、ぜひ参加したいと思っていたから。元々、子供が好きで、子供と遊んでコミュニケーションをとりたかったから。

〇子供と接するのが好きなので参加しました。

〇小さい子が昔から好きで、長い間ふれあったことがなく、ふれあいたいと思ったから。

〇4歳の妹がいて、保育園がどのようなものか見てみたかったから。

〇教育関係の職に就きたいから。(2回目の生徒)


(2)保育体験を通じて、何を学びましたか?幼児とどのようにふれあったか、どのような「遊び」をしたか、などにふれながら、感想・意見を自由に書いてください。

〇幼児とのコミュニケーションのとり方。どのようにすると、どんな反応をするのかということ。話すだけでなく、スキンシップも大切であるということを学んだ。また参加したいです!

〇ブロック遊びやその他もろもろの遊びを通じて、互いに楽しみ合いながら交流できた。別れがとても惜しく、もう一度来たかった。

〇様々な子供がいる中で、一様の接し方では通用せず、それぞれの子供に合った接し方が求められていると感じました。

〇抱っこをしてあげると喜んでもらえてよかった。また行きたいです。

〇かるたやヒーローごっこをしました。みんなちょっかいを出してくれることが嬉しかった。本当にまた行きたいです。。。大きな休みごとに、実施してほしいくらいです。(2回目の生徒)


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(3)次回以降の参加生徒に、注意を喚起すべきことがあったら書いてください。

〇保育士の先生が、「静かに」と言っている時は、話しているのではなく、しっかりと静かにさせることが大切。

〇現在放送している仮面ライダー、戦隊もの、プリキュアなどはチェックしておくと、円滑な会話ができる。

〇幼児が同時に喋りかけて来た時は、なるべく全員に反応する。最初は受け身のコミュニケーションだけでも大丈夫。

〇周りを見ながら、ケンカをしていたら止めに入ってあげたほうがいい。

〇2回も行くと、幼児への思いが強くなります。お別れの時、泣きそうになるので、気をつけてください。(2回目の生徒。「名前、忘れないでね」という言葉に涙腺崩壊しかけたようです。)


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 8月の保育体験に参加する生徒に向けて、付き添っていた私が気づいたことを少しだけメモしておきます。家庭科の授業や事前指導で重要なポイントはならったはずですが、改めて現場で実感することが多々ありました。

 まず、これは自戒を込めて書きますが、何かをやってあげようという姿勢ではなく、幼児が今何に関心を抱いているのか判断し、楽しんでいることを「共有」するという姿勢が大切です。具体的にどう接するべきか分かりにくかったら、保育士の先生方の様子をみて、学んでください。

 また、前述してきたとおり、保育園には色々な「遊び」が用意されています。それぞれの遊びにどのような意義があるかを把握していると、傍観者になることなく、より主体的に関われるはずです。たとえば、「ごっこ遊び」は発達段階に応じて高度化する重要な遊びです。その意義は家庭科の教科書に載っていますが、実際に現場でこの遊びを「共有」すると、また違った視点で考察を深めることができると思います。

 それから「かるた遊び」。これには、ひらがなの習得という効果もありますが、「ルール」にしたがって集団で遊ぶという、社会性の発達に関する意義が大きいと感じました。ただ、「勝ち負け」がつく遊びで負けると悔しいのだ、ということ、そこからどのようなことが起こりうると予想されるか、ということには注意してください。

 ところで、午睡(お昼寝)の様子を見送って体験を終えているのですが、「おやすみなさい、バイバイ」という、この去り際が本当にさびしい、というのが生徒たちの本音のようです。「また行きたい!」という声があがっているのは、「また会いたい!」ということなのですね。園児のみなさんの笑顔にいやされ、小さな手のぬくもりを感じた経験は、何にも代えがたい貴重なものとなったことでしょう。もちろん、コミュニケーションは双方向性をもつものです。「おにいちゃん先生」を慕ってくれる園児のみなさんにとっても、この交流がよい体験となっていることを願ってやみません。次は、8月3日にうかがいます。

(文責:教養講座担当 橋本)

『広報あさの』第105号 発行

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7月8日(金)に『広報あさの』第105号を発行しました。
新たに着任されました理事長 浅野一先生と、校長 前田渉先生のご挨拶を掲載させていただきました。
担任の先生の紹介で語っていただいたテーマは、「ちょっとマニアックな浅野紹介」です。先生方ならではの愛情溢れる、少しディープな、とっておきの逸話を教えてくださいました。
ぜひご一読ください。

(PTA広報部)

教養講座 「保育体験をしよう(1)」

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 2016年7月13日、高校1年生の希望者を対象とした教養講座「保育体験をしよう」を実施しました。グローバル教育を推進する本校ですが、一方で、ローカルの視点、すなわち「地域交流・地域貢献」の視点も大切にしなければいけません。ここに、座学ではない「情操教育」の場を増やしたいという視点を合わせて企画したのが、今回の講座です。

 地域交流なのだから、学校から歩いていける範囲の保育園にしよう、ということで探し始めたところ、快く受け入れてくださったのは、「社会福祉法人 恵寿福祉会 ゆうゆうきっず横浜」様です。本校からは、徒歩15分強で行ける場所にある保育園で、2017年4月から、さらに、新子安駅の近くに開園する予定の「ゆうゆうきっず新子安」様の姉妹園でもあります。

 初めての企画ではありましたが、今夏の7?8月で、計6回体験をさせていただくことになり、今日はその第一回目でした。今日うかがった生徒は5人で、3・2にわかれて、3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスの各教室を回りながら、保育体験をしました。生徒たちは、家庭科の授業でならった「発達段階」を実際に感得できたことでしょう。

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では、講座終了後、参加した5人の生徒に書いてもらったアンケートの結果を紹介します。

(1)この講座に参加しようと思った動機や、将来の職業などにつながるビジョンがあれば、具体的に教えてください。

〇いとこの子供(2歳)がとなりに住んでいて、遊んだときにとても楽しいと思ったから。将来、自分が父親になったときにどのように接したらいいかということを学べると思ったから。

〇元々、子供が好きで、保育園に行ける機会は滅多に無いと思ったから。将来は、小児科医や保育士など、子供に関わる職業に就きたいから。

〇将来、教育関係の仕事につきたいという願望があるから。

〇子供が好きで、教育に関する仕事に興味もあったから。

〇小児科医になろうと思っていて、子供について何か知れたらいいなと思ったから。


(2)保育体験を通じて、何を学びましたか?幼児とどのようにふれあったか、どのような「遊び」をしたか、などにふれながら、感想・意見を自由に書いてください。

〇園児が、見知らぬ僕たちに臆せず、話してきてくれたのが嬉しかった。最初僕が緊張してしまったので、その勇気を身につけたいと思った。レゴブロックのような物で遊んだり、クイズみたいなことをしたが、幼児は想像力が豊かだと思った。

〇子供たちが、保育園のような場所で、経験的に獲得した社会生活の基盤は、相当重要なものになるのでは、と感じ、絵本・紙芝居は非常に重要だと思った。

〇幼児の規則正しい性格などをふまえて、あいさつをしっかりして、お絵かきをしたり、楽しいお話をしたりと、とても幸せな時間でした。

〇やはり、笑うポイントが自分たちと子供では違うことを実感した。そして、一回注意や「こうした方がいいんじゃないか」といっても聞いてくれないということを感じた。また、保育士という仕事のつらさも実感した。

〇カルタや絵本を読んだりした。カルタでは全然かなわなくて、子供の若さや素直さを感じた。保育士の先生の子供との接し方(慰め方、けんかのやめさせ方など)が素晴らしいと思った。子供のことを考え、優しく注意しているのがよかった。


(3)次回以降の参加生徒に、注意を喚起すべきことがあったら書いてください。

〇園児から話しかけられて、とても嬉しいが、保育士の先生が指示を出したら遊ばずに指示に従わせないといけない。僕はそのまま遊んでしまった。

〇ゆっくり喋る。名前は覚える!

〇相手の目線の高さになって話すこと。そして、言葉遣いを丁寧にすること。

〇積極的に話しかけること。話しかければ、相手も反応してくれるし、笑ってくれるので、とにかく自分からフレンドリーに行くことが大切だと思う。

〇積極的に話しかける。誕生日や最近あったことなど、何でもいいから話題を振ると、盛り上がる。

 付き添っていた教員の率直な感想は、園児のみなさんと本校の生徒たちがふれあって、ともに笑顔になる様子をみて、まずは「企画してよかったな」ということです。次は、7月15日にうかがいます。

(文責:教養講座担当 橋本)

教養講座「ディケンズ『クリスマス・キャロル』で学ぶ聖書とノブレス・オブリージュ」

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 2016年7月8日の放課後、教養講座を実施しました。今回は、イギリスの文豪ディケンズの『クリスマス・キャロル』を主な題材とし、聖書をはじめとした様々なトピックを学ぼうという内容にしました。



 ところで、私が歴史の授業をしていると、キリスト教や聖書(イスラームの聖典『クルアーン』なども)に興味をもつ生徒は少なからずいるのですが、本校はミッション・スクールではないので、聖書についてじっくり学べる機会がありません。それなら、教養講座でやろう!というのが、今回の企画です。



 まず、ディケンズ作品を読み解くうえで大切なのは、19世紀前半から半ば頃のイギリス(イングランド)、とくに首都ロンドンに関する知識です。これについて調べるには、マイケル・パターソン(著)、山本史郎(訳)『図説 ディケンズのロンドン案内』(原書房、2010年)という本が大変有用です(本校の図書館にあります)。


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 さて、想像してください。19世紀ロンドンを歩いていて、まず気になることはなにか。それは「におい」です。テムズ川の悪臭、スモッグの悪臭、馬や人の臭い。産業革命や都市の成長、人口増加の影の側面ですね。また、人口過密化が衛生環境を悪化させる一方、貧困が犯罪を助長しました。



 しかし、『クリスマス・キャロル』では、貧しくも幸せな家庭が描かれています。主人公の守銭奴スクルージに雇われるクラチット家ですね(ただ、クラチットは事務員なので、最下層の肉体労働者や物乞いに比べたら、貧困にあえいではいません)。



 では、富める者は幸福で、貧しい者は不幸なのでしょうか。聖書ではこう説かれます。



 さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。


 「貧しい人々は、幸いである、神の国はあなたがたのものである。……。」


 (『新約聖書』「ルカによる福音書」6章20節)



 では、富める者は、富をどうすべきなのでしょうか。



 「あなたがたは地上に富を積んではならない。……。富は、天に積みなさい。……。あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」


 (『新約聖書』「マタイによる福音書」6章19?21節)



 スクルージに対し、かつてのパートナーであるマーレイの亡霊が示唆したように、人々のために富を使うべきだというのが、『クリスマス・キャロル』の、そしてディケンズのメッセージです。つまり、富める者は貧しい者に分け与えよ、と。それは取りもなおさず、いわゆる「ノブレス・オブリージュ」(noblesse oblige)の精神につながります。




 タイトルに掲げた通り、私は浅野生にこの精神を学んでほしいと思っています。なにも、金をどんどん寄付しろ、というのではありません。たとえば、大学を出て就職した後も、社会貢献の視点を忘れないでほしいということです。あるいは、自分のために頑張るだけでなく、誰かのために頑張る、尽くす喜びも知ってほしいということです。



 さて、ディケンズ作品のキリスト教的読み解きのために有用な本が、島田桂子『ディケンズ文学の闇と光』(彩流社、2010年)です。この本を読んで興味深かったのは、『クリスマス・キャロル』や『二都物語』において、「贖罪」のテーマを見出だすことができる点でした。



 『クリスマス・キャロル』では、ティム・クラチットという足の悪い少年の来たるべき死の暗示が、イエスの贖罪の表象である、という読み解きができます。クリスマスはイエス生誕の祝祭日なので、幼子としてのイエスが最も強く意識される日でもあるからですね。



 ちなみに、クリスマス・キャロルは、イエスの生誕を祝う歌のことです。講座では、‘Silent Night’(「きよしこの夜」)や‘Joy to the World’(「もろびとこぞりて」)、‘We Wish you a Merry Christmas’をききました。また、ディケンズは、『クリスマス・キャロル』をはじめとしたクリスマスを題材とした作品によって、イギリスのクリスマスを復興させた功労者であり、クリスマス・ディケンズとか、「イギリスのファーザー・クリスマス」とも呼ばれます。これはサンタクロースのことです。



 また、生徒にはディズニー映画『クリスマス・キャロル』(A Christmas Carol)も観てもらったのですが、「スクルージの改心/回心に感動した」といった感想をみなが抱いたようです。



 その通り、この作品は、スクルージの「悔い改め」が見どころです。これについて、聖書にはこうあります。



 「……。言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」


 (『新約聖書』「ルカによる福音書」15章7節)



 ちなみに、以前に実施した教養講座「ハリー・ポッターの世界史」で扱いましたが、闇の魔法使いヴォルデモートは、殺人を犯して分霊箱(Horcrux)を作ってしまったことについて、ハリーから後悔することを求められたにもかかわらず、拒否し、やがて破滅の道を歩んだのでした。



 ディケンズも強調していたように、聖書は人生の良き道標となりえます。聖書の解説本は色々ありますが、聖書を学ぼうと思ったら、やはり自分で読んで、その教えを感じとってほしいと思います。そうした誠実さが、異文化理解、グローバル化への対応の第一歩となるはずです。



(文責:教養講座担当 橋本)

教養講座「『orange』で考えるタイムトラベル」

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 2016年7月9日、図書館で教養講座「『orange』で考えるタイムトラベル」を実施しました。『orange』というのは、実写化・アニメ化された人気漫画で、「10年後の未来から手紙が届く」(=過去に手紙を送る)という話が出てきます。

 タイムトラベル系の作品はたくさんありますが、果たして最先端の科学では、どのように研究されているのでしょうか。教養講座として魅力的なテーマですが、社会科の橋本だけでは心もとないので、原田浩史教諭(数学科)と近藤祐介教諭(理科)にもお願いして、文理横断的・学際的な講座にすることができました。

 『orange』の原作では、「ブラックホール」の話が出てきますが、現在、実現可能性の高い「タイムマシン」としてあげられるのが、「ワームホール・タイムマシン」です。これについては、図書館にある科学雑誌Newtonを生徒に提示して説明しました。しかし、突然このような説明をされても、ふつう理解できません。なぜかというと、そもそもこのタイムマシンのしくみを理解する大前提として、アインシュタインの「相対性理論」に関する知識と科学的思考力が必要だからです。

 というわけで、『orange』にひかれて講座に参加した生徒たちは、タイムトラベルの原理を理解するために、相対性理論を学ぶことになりました。相対性理論には、従来ニュートン力学で考えられていた時間・空間の絶対性を突き崩し、パラダイムの転換をもたらした、という歴史的意義があります(世界史の授業では科学史のカテゴリーでやる内容です)。

 ニュートン力学は、マクロの世界・日常生活における観測では問題がありませんが、限界もあります。それはたとえば、光速に近い速さで動く物体をあつかう場合、それからミクロの世界の観測をする場合です。前者に対応するのが「相対性理論」、後者に対応するのが「量子論」で、両理論は現代物理学の二大理論です(これに「超ひも理論」を加えて、三大理論ということもあります)。

 相対性理論については、まず1905年に発表された「特殊相対性理論」について、「光速度不変の原理」と「光時計」の思考実験から説明をしました。この実験と三平方の定理から、光速に近づくと「時間が遅れる」ことが理論づけられます。逆に日常生活ではどうでしょうか。たとえば、新幹線で東京から博多へ行く運動で、1ナノ秒(10億分の1秒)遅れる程度です。新幹線や飛行機は便利な乗り物ですが、「タイムマシン」としては、あまりパフォーマンスがよいとはいえないようです。

 先に、パラダイムの転換といいましたが、アインシュタインの相対性理論は、引力の正体をも明らかにしました。それは、「時空のゆがみ」です。曲がった空間はユークリッド幾何学ではあつかえないため、リーマン幾何学で考えます。このリーマン幾何学に目を向けたことがアインシュタインの卓越性で、その結果が「アインシュタイン方程式」とよばれる多元非線形偏微分方程式になります。

 重力が強い場所では、空間が曲がり、光も見かけ上曲がります。この観測から導かれることは、重力が強い場所でも「時間が遅れる」ということです。これは「一般相対性理論」の範疇になります。

 こうした説明をしたうえで、また「ワームホール・タイムマシン」の話に戻ってみると、大体の生徒が相対性理論を応用すれば「原理的には過去へいける」という事実について理解してくれました。ただし、技術的には色々な課題がある、というのが現状です。

 また、『orange』を考えるうえで重要なのが、「パラレルワールド」の設定です。これは、前述した量子論から導かれる「多世界解釈」に由来する宇宙観です。過去へタイムトラベルして、過去を改変した場合に生じる「タイムパラドックス」の問題を解決する理論なのですが、これによると、過去の歴史を変えた時点で、宇宙が枝分かれし、パラレルワールドが出現する、というのです。このことを科学的に理解したうえで、『orange』のストーリーを追ってみると、切なさが増します。

 私のざっくりした説明につづいて、理科の近藤教諭から、改めて相対性理論が生まれるまでの科学史の流れや、「ミンコフスキー空間」、アインシュタイン方程式の「シュヴァルツシルト解」と「ブラックホール」の特異点などについて、講義していただきました。

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 つづいて、数学科の原田教諭からは、ニュートンの歴史的意義(ケプラーによる惑星の運行法則を、万有引力の法則において説明したことなど)、アインシュタインの業績、そして最先端の数学と物理学がどのような関係にあるか、について講義していただきました。そこで印象深かったのは「数学では、厳密に証明されないと、評価されない」が「素粒子物理学では、物理学的な直感によって、こうだろうと言ってしまうことがある」という点で、物理学的には定理とされていても、数学的には完全に証明されていないこともある、とのことでした。また一方で、物理的な直感による定理が数学で否定されたことはなく、生徒たちはタイムトラベルについても夢をふくらませることができたようです。

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   参加した生徒の感想を抜粋します。まず、映画『orange』の感想です。

「パラレルワールドでは、過去を変えても、元の未来を変えることはできない。そのことから、将来後悔しないためにも、今やりたいことを全力でやることが大切だと感じた。」(中3)

「未来の菜穂(作中の主人公)は、過去の菜穂がどうなったか分からないことに切なさを感じた。原作漫画には、十年後の菜穂が翔の存在に気づく場面があったが、映画ではなかったため、映画の方がパラレルワールドという考え方に忠実であると思った。」(中3)

「自分がたった今強く想っていることを実行し、夢は叶えることができるかもしれない、ということを伝え、希望を与えてくれる映画だった。」(高2)


 それから、数学・物理学やタイムトラベルの話についての感想です。

「物理学と数学が密接に関係していることが分かった。また、物理学に基づいて出された学説を、数学によって証明できることに数学のすごさを感じた。」(中3)

「タイムトラベルは実現可能だということに驚きとともに、ワームホール、アインシュタインの話をきいて、自分の見ている世界(感じている世界)と自分がいる世界(実際の世界)が違うのだと感じた。とにかく難しいが、面白いと感じた。物理学の考え方より数学の方が自分には合っていると感じた。」(中3)

「「時間」は普通に流れているということは当たり前のこととして特に意識することはなかったが、今回この講座でそれが絶対的なものではない、という認識を得ることができ、自分の認識の枠組みが一つ壊れたので、良かったです。」(高1)

「タイムトラベルの話はとても難しかったけど、おもしろかったです。特に光時計の話はとても興味深かったです。自分は文系に進むので、こういった内容はあまり深く知れなかったかもしれないので、参加して良かったです。」(高1)

 最後に、今回の講座で参照した本で、中高生にも読みやすいものを紹介します(すべて本校の図書館にあります)。

〇『アインシュタイン 相対論の100年(ニュートンムック Newton別冊)』(ニュートンプレス、2015年)
〇『伸び縮みする時間と空間(ニュートンムック Newton別冊)』(ニュートンプレス、2013年)
〇『相対性理論とタイムトラベル(ニュートンムック Newton別冊)』(ニュートンプレス、2012年)
〇酒井邦嘉『高校数学でわかるアインシュタイン』(東京大学出版会、2016年)
・これは原田教諭の推薦で図書館に入れますが、姉妹編として、同著者による『科学という考え方』(中公新書、2016年)という本もあります。前者の方が発展的で、数式による説明が多くなされているという特徴があります。
〇小山慶太『光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か(ブルーバックス)』(講談社、2015年)
〇佐藤勝彦『14歳からの宇宙論(14歳の世渡り術)』(河出書房新社、2015年)
〇多田将『すごい宇宙講義』(イースト・プレス、2013年)
〇真貝寿明『タイムマシンと時空の科学(図解雑学)』(ナツメ社、2011年)

(文責:教養講座担当 橋本)

生物部からの贈り物

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毎年、7月になると生物部の諸君が丹精込めて栽培した収穫物を校長に届けてくれます。銅像山の畑にホースを延長しながら水撒きをし、丹精込めた野菜です。昨年まで阿部前校長に届けている姿を隣で眺めていましたが、いざ直に頂戴してみると感慨無量です。ゴーヤとトマトと馬鈴薯。感謝の気持ちをこめてこのブログに掲載し、ご披露したいと思います。(学校長)

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「よみかき編集」講座・中級編 申込開始のお知らせ

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本日の配布物でお知らせした通り、「よみかき編集」講座 第二回目となる中級編の申込を開始します。

日時:平成28年8月27日(土)13:00? (2時間程度)
場所:本校図書館
定員:50名(先着順)
人数に余裕がある場合は、保護者の方の参加申し込みも可能です。
その場合は、8月上旬頃、本校ホームページで申し込み方法をお知らせします。
内容は、本日の配布物及び以下をご覧ください。

●講座内容
「よみかき編集力」中級編
本棚の言い分、僕らの気分。
初級編では「本の帯」を作成するワークショップを楽しみながら、情報の取り方とアウトプットの方法として「編集術」を活用しました。
中級編となる今回は、打越祭展示用に「3冊の本棚」をつくるワークショップです。ある「お題」に沿って各自が選んだ本を組み合わせ、チームでコンセプトをディスカッション。本棚で表現するという面白い体験にぜひ参加してください。議論の展開や考え方、まとめに有効な「編集術」も学びます!

その他詳細や申込方法等は、本日の配布物をご覧ください。皆さんの参加をお待ちしています。

文責:図書館運営委員会

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模擬選挙2016

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7月8日(金)考査終了後、中3・高一を対象に模擬選挙を実施しました。

これは、10日(日)の第24回参議院議員通常選挙にあわせ、実際の政党に投票する(比例代表選挙)というものです。

投票箱、投票用紙の素材は実際の選挙で使われるものと同じものを用意しました。

有志の模擬選挙管理委員を中心に、模擬選挙は緊張感ある雰囲気のなかで実施されました。

今回の参院選では18歳選挙権の運用が注目されるなか、会場にはこちらの予想を上回る多くの生徒たちが一票を投じていきました。浅野の模擬「有権者」たちの政治的関心はきわめて高いようです。

開票・集計は本選挙終了後の11日(月)となります。いまから選挙結果が楽しみですね。

最後に、生徒から回収したアンケート用紙の内容を、2つ紹介します。

「”なぜ有権者なのに選挙に行かないのか”と疑問に思っていたが、いざ自分が投票する立場になると ”めんどくさい” と思ってしまった。今回、投票しなかったら永遠に投票しなさそうだったので、投票所に行った」

「自分の一票が何かに影響するかどうかは分からないが、確実に投票することは ”自分が社会の一部になっている” 感じがした。この感覚を一度体験しておけば、本当の選挙にも行きやすくなるのではないか」

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(文責:社会科担当教員)

第10回「PTAパネルディスカッション」開催

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7月2日(土)講堂にて「PTAパネルディスカッション」が開催されました。

開催10回目となる本年も、午前の部、午後の部合わせて約1000名の在校生保護者の皆様にご参加いただき、大盛況でした(午前の部は中学生の保護者、午後の部は高校生の保護者対象)。

パネリストとしてご登壇いただいた卒業生と、その保護者の皆様からは、6年間の学園生活で得られたことや大学受験に関する具体的な経験談などを、率直に語っていただきました。

参加された保護者の方々は、メモを取りながら熱心に耳を傾けていらっしゃる姿が印象的でした。

今回、貴重な経験を快くお話し下さいましたパネリストの皆様に、心より感謝申し上げます。

(文責:PTA文化部)

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ワールド・スカラーズ・カップ グローバルラウンド

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ワールド・スカラーズ・カップ 

グローバルラウンド

 浅野高等学校二年の斉藤遥、松村広大、飯田優太郎がタイ王国・バンコクで6/25~7/1に行われているthe World Scholar’s Cup Global Round に参加しています。

 The World Scholar’s Cup はchallenge, debate, collaborate writing, bowlの4つの競技から構成される英語を用いたアカデミックな大会です。

 グローバル・ラウンドは、35カ国以上の国々から3400人もの学生が参加するとても大きな大会となっています。本校生徒たちは他国からの生徒との交流を楽しむとともに、上位入賞を目指して奮闘しているようです。

 以下は生徒からのレポートです。

 WSC (the World Scholar’s Cup) The Global Round in Bangkok, Thailand  3 students (Haruka Saito, Kodai Matsumura, Yutaro Iida) from our school have been participating in the World Scholar’s Cup Global Round ,which has been held in Bangkok from 25.June to 1.July.

 In the World Scholar’s Cup, there are 4 main events; Challenge, Debate, Collaborate Writing, Bowl. It is a cerebration of learning while it stays in an academic way. It brings together many subjects, because before specializing,it's required to see the big picture. Over 3,400 scholars from 35 countries has been participating this Global Round. We are enjoying  international interactions with a lot of students from all over the world and are currently putting our best efforts to win a prize.           【文責 高二学年】