ブログ 清話書林企画「本と私」第1回が開催されました

清話書林企画「本と私」第1回が開催されました

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11月22日(火)13時30分より、清話書林企画の「本と私」の初回が行われました。

中学3年生から高校二年生までを対象とした、「前田校長先生が語るシェイクスピア ?英語の魅力、音の魅力 Hamlet / To be or not to be, that is a question?」です。

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生徒にとって、始業式や終業式などの行事以外で校長先生の話を聞く機会はほとんどないため、参加した12名の生徒はとても積極的に取り組んでいたように感じました。先生は一方的な講義の形式ではなく、次々と生徒に問いかける形で全員が関わっていけるように話を進めてゆかれました。和やかな中にも緊張感のある90分間でした。

講座の内容ですが、まずは「英語のリズム」がどのようにして生まれるか、という事について、英語詩の音節や押韻、特に頭韻と脚韻に触れながら、「強」と「弱」が交互に繰り返される音の魅力を語っていただきました。さらに、シェイクスピアの作品が上演されていた時代の「演劇」のあり方にも触れ、当時の芝居が「聞く」ものであったこと、さらにシェイクスピアはそれまでの英語詩の型を越えたものであったことなども紹介されました。

そして、『ハムレット』の中で最も有名な台詞である「To be or not to be …」の解釈については、河合祥一郎氏の「生きるべきか、死ぬべきか…」、小田島雄志氏の「このままでいいのか、いけないのか…」、福田恆存氏の「生か、死か…」など様々な訳文にふれ、さらにローレンス・オリビエとケネス・ブランナーの演じるハムレットの映像を観ながら、複雑なハムレット像を明らかにしてゆかれました。

校長先生の熱い語りと、授業とは一味違った「知と教養」に触れた生徒は、「とても有意義な時間を過ごすことができた」と、とても満足そうでした。

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今回参加した生徒から寄せられた意見も参考にしながら、今後も生徒の知的好奇心を満たすことができるよう、第2回の企画を進めているところです。

これからの「本と私」にもご期待ください。

 

文責:図書館運営委員会