ブログ 歴史研究部春合宿:甲府巡検

歴史研究部春合宿:甲府巡検

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 3月27日・28日と山梨県甲府に武田家ゆかりの史跡を訪ねました。朝、横浜では雨が降っていましたが、幸いなことに、甲府では雨に合うこともなく、巡検をすすめることができました。

 1日目は、新府城→東光寺→甲斐善光寺→武田神社(躑躅ヶ崎館)→武田信玄公の墓→円光院を巡りました。武田家最後の拠点である新府城は、長篠の戦い以後の織田家との戦いに備えて築かれた山城です。武田家最後の当主である武田勝頼が在城した期間はわずか68日で、実際にそこで合戦が行われることはありませんでした。今回の巡検では城跡の構造図である「縄張図」を各自で手に持ちながら上りました。一つ一つの史跡を確認しつつ、どのような仕掛けがなされているかを考え、想像し、歩きました。三日月堀や丸馬出を見つけた時の生徒の喜ぶ姿が印象的でした。夜には宿泊先で生徒を中心に1時間半に及ぶミーティングを行い、歴史への理解を深めました。

 2日目は、甲府城→大泉寺→積翠寺→要害山城を巡りました。甲府城は江戸時代につくられた平城です。江戸時代には江戸城の西の要として甲府徳川家や柳沢家(徳川綱吉時代の重臣)が治めていましたが、明治時代になると城の大部分が解体されました。そのため、ほとんどが近年に再建されたものばかりです。まさに、江戸から明治への時代の移り変わりを感じさせてくれました。最後に登った要害山城は、戦国時代における武田家の中心的拠点である躑躅ヶ崎館の詰城としてつくられました。名前にふさわしく、まさに「要害」で、防御を最優先にさせた城であることが登っていて分かりました。縄張図に描かれた堀切や竪堀が分かりやすく残っていたのが印象的です。

 二日間かけての合宿、とても充実したものでしたが、二日では山梨県の武田家の主要な史跡をすべて巡ることはできず、1学期での日帰り巡検で巡ることになりそうです。今回、調べ、見て、感じ、考えたことを打越祭の展示発表の場でいかしてもらえたらと思います。

                                            [文責:歴史研究部]