ブログ 平成29年度 第6回関東高等学校ボクシング選抜大会結果報告

平成29年度 第6回関東高等学校ボクシング選抜大会結果報告

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1月26日(金)27日(土)28日(日)の3日間にわたって、関東高等学校ボクシング選抜大会が行われ、本校ボクシング部から高二の米山太葵(フライ級A)、松村和弥(ライト級A)、金古悠希(ミドル級A)、吉見武久(バンタム級B)、高一の竹ノ内尊行(ウェルター級A)の5名の選手が神奈川県代表として出場しました。

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試合結果と寸評

1/26(金)

フライ級A 1回戦

米山太葵(高二) VS 江田葵一選手(東京 駿台学園) 5対0のポイント負け

1ラウンド目、米山は自分から積極的にジャブを出して仕掛けながらも、相手の攻撃にカウンターを合わせるボクシングで、確実にポイントをとり、自分のラウンドとした。しかし、2ラウンド目以降、自分からの攻撃が出なくなり、待ちの時間帯が増えてしまった。また間合いも多少遠くなり、しっかり当てて自分のペースを作るようなジャブがなくなった。結果、相手にペースを握られ、2、3ラウンドは相手に取られた。1ラウンド目の戦い方ができていれば勝利をものにできていたと思われるだけに悔しい敗戦となった。自分からの仕掛けが甘いところは普段の練習中のマスなどでも課題とするところである。県外大会ではやはり高いレベルでの戦いが求められる。距離感やカウンターなど県外大会でも十分にわたりあえる力は持っている。日常の練習から課題をきちんと意識して練習に励んでいこう。

ライト級A 1回戦

松村和弥(高二) VS 石井渡士也選手(埼玉 花咲徳栄) 5対0のポイント負け

相手は国体3位の強豪選手。しかし松村は1ラウンド目の前半から積極的に攻撃を仕掛け自分のパンチを当てながらも、微妙な距離では距離をつぶしてパンチを防ぎ、互角の勝負に持ち込んだ。しかし2ラウンド目以降、中間距離の入り際に自分からパンチが出ず、相手に先にパンチを出されて、懐に潜り込んでからの連打を得意とする相手にペースを握られた。あの距離で先にパンチを当てて自分の距離で戦いたかった。2ラウンド目の終盤で1度目のダウンを奪われ、3ラウンド目は腹をくくり勇気を持って攻勢に転じたが、2度目のダウンを奪われRSCで敗北した。ただ、今まで見られた腰が引けてパンチを打つ悪い癖は今回見られなかった。特に1ラウンド目と3ラウンド目の前半は勇気を持って積極的にパンチを繰り出していた。1ラウンド目を見ると強豪選手とわたりあう力は十分についていると思う。安定して力を発揮できるように練習や実戦経験を積んでいこう。

ウェルター級A 1回戦

竹ノ内尊行(高一) VS 石山俊介選手(千葉 習志野) 5対0のポイント負け

相手は習志野の高校二年生。関東大会でも当たった相手。体格で勝る相手に対して、冷静にパンチを見極めながら応戦し、よく戦った。近距離の攻防では相手に分があるので、それに巻き込まれないように出入りしながら戦いたかったが、よくフットワークを使ってそれを実現しようとしていた。しかし、やはり打ち合いではパンチ力の差もあり、相手に分があった。また、特に終盤は打ち合いの中でガードが下がり、そこで有効打ももらってしまった。ただ、以前よりもきちんとパンチを見て機敏に対応できるようになっており、それは収穫だったと思われる。これをいい経験にしてこれからにつなげてほしい。

ミドル級A 1回戦

金古悠希(高二) VS 小見隼平選手(群馬 高崎工業) RSC勝ち2R 1分27秒

サウスポーのインファイター相手に最初は打ち合いに巻き込まれてがちゃがちゃする時間帯もあったが、次第に自分の距離で試合が展開でき、2RRSCで勝利を飾った。適切な距離で強いワンツーなどが打てており、ガード越しでも効くパンチが打てていた。相手のパンチもよく見えており、危なげのない試合運びだった。階級の性質上試合経験が少ない金古にとって大きな収穫となる試合だったと思う。あとはもう少し余裕を持って空いているところにパンチを散らしながら打つことができればなおよいと思われる。今後心がけていこう。

1/27(土)

ミドル級A 準決勝

金古悠希(高二) VS 加藤千龍選手(栃木 作新学院) 5対0のポイント勝ち

相手は作新の二年生のサウスポーの選手。金古は落ち着いて相手のパンチを見極めながら、積極的に攻撃をしかけていった。相手の左ストレートもよく見極めて外しながら、有効打を重ねてポイントを奪った。ただ、自分から攻撃を仕掛けた後、くっついてしまいその後が続かない場面も目立った。スペースを残してその後も連打を重ねるようにするとよい。また、中間距離から近距離でもう少し相手をしっかりと見て、特に左フックなどコンパクトに的確に打てるとさらによいと思われる。ただ、落ち着いて相手のパンチを見られるようになってきており、収穫のある試合だった。

バンタム級B 準決勝

吉見武久(高二) VS 小林龍世選手(栃木 作新学院) 5対0のポイント勝ち

今まで緊張で力が入りすぎたり、腰が引けたりすることが多かったが、この試合では、落ち着いて相手のパンチを見て試合を展開できた。相手との距離も離れすぎることもなく、適切な距離からの飛び込んでのワンツーなどもよく決まり、ポイントを重ねた。ただ、欲を言えば、相手の懐に飛び込んだ後にさらに追撃の連打がほしい。それができれば、さらに優位に試合を進められるはず。腰を痛めて実戦から遠ざかって苦しんだ時期もあり、勘を取り戻すのに時間がかかっていたが、ようやく実戦の勘がもどってきた。パンチのスピードと威力は申し分ないので、これからが楽しみである。

1/28(日)

ミドル級A 決勝

金古悠希(高二) VS 大友優磨選手(千葉 習志野) 4対1のポイント勝ち

相手はサウスポーのアウトボクサー。以前スパーリングで当たった時には左の死角に回り込まれて、完敗だった。今回どれだけ相手を逃がさずにとらえられるかがポイントだった。序盤から金古は相手の退路を塞ぐ形で左から攻撃を展開して糸口をつかみ、自分から仕掛けたパンチで有効打を奪った。ただ、自分から仕掛けて相手の懐に入ったあとに相手にくっつかれて、その後の攻撃がうまく展開できなかった。また、いらないパンチを被弾した場面もあった。終盤はお互いに必死で戦う中、金古も気持ちで手を出し続けた。まだ荒削りながら、気持ちで優勝、そして全国選抜大会出場をつかんだ。以前に比べて落ち着いてパンチを見切ることもできるようになってきた。後は中間距離から近距離の攻防に力を入れて練習に励み、全国選抜でも一つでも多くの勝利をつかんでほしい。

バンタム級B 決勝

吉見武久(高二) VS 宮本陽樹選手(東京 駿台学園) 3対2のポイント負け

自分よりもリーチの長い相手に対して、吉見の間合いでパンチを繰り出し、優位に試合を運びたいところ。ギリギリの間合いから飛び込んでの攻撃などで、パンチのスピードに勝る吉見は有効打を奪った。ただ、その攻撃が当たった後、相手を下がらせたのに追撃することができず、せっかく有効打を奪っても優位をジャッジに印象づけられなかった。有効打の数はさして変わらないように見えたので、後はどれくらいジャッジに優位をアピールするかも大事な要素となる。日頃のマスでは前進して相手に連打する動きができてきている。試合でも臆せずに前に出て、有効打を重ね、ダウンまで奪うようなボクシングをできるようになれば、安定して勝てるようになると思う。パンチのスピードと威力は十分にある。実戦でもできるように練習を重ねよう。

金古がミドル級Aで優勝し、全国選抜大会出場を決めました。全国選抜大会出場は浅野ボクシング部史上初となります。歴史を作ってくれました。

また、敗北した選手も負けはしたものの、これからの課題が明確になり、今後の展望が見えるような試合でした。レベルの高い県外大会での試合はこれからのよい経験になったと思います。これを糧にがんばってほしいと思います。

3月に全国選抜、そして4月からは関東大会予選が始まります。

それらの大会に照準を合わせながら、より一層練習に励んでいきたいと思います、

応援よろしくお願いいたします。

(文責 顧問)