浅野中学校 浅野高等学校

教科の特色と授業の進め方〜浅野で学ぶ君たちへ〜

各教科主任の先生にそれぞれの教科の内容や授業の進め方について聞きました。

国語 背伸びして「難しい文章」に挑戦していきましょう。

国語  中学1年では週5時間の授業を2人の教員が分担して担当します。1人が講読分野、1人が文法分野の担当です。
 講読分野は現代文が中心ですが、初歩的な漢文の時間も必ず確保します。現代文は「何年生で何を読む」ということが厳密には決められない分野です。易しい文章を難しく教えることも、難しい文章を易しく教えることもできるからです。浅野の生徒諸君には、大人が読むような「難しい文章」に挑戦してほしいと思っています。背伸びをしたがる中学時代には、実はそれがふさわしいのではないかと考えます。
 文法分野では口語文法を早めに終え、文語文法に入ります。中学の検定教科書なら現代語訳がついている古文を、原文のみで読めるレベルを目指します。
 なお、漢字検定を学校全体で受験し、中学卒業までに準2級を取得することを目標にしています。

国語科書写 ひたすら書きます。将来、書と向き合う時が必ず来るはずです。

国語科書写  中学1年生は週1時間、毛筆を中心にして楷書・行書・漢字かな交じり文を学びます。
 中学2・3年生は年間10時間、硬筆と毛筆で、詩や俳句などの作品も作ります。
 心がけてほしいことや授業で指導していることは、次のようなことです。

  • 手本をしっかり見て、全体像をとらえ、細部まで気を配って書く。
    正しい筆遣いを身につけ、美しい線で、形良い文字を書く。
    用具、用材について学び、それぞれの特徴を生かす。
  • 漢字の字源を学ぶなど、いろいろな文字に対する関心や理解を深める。
    好きな言葉や詩などを毛筆で工夫して表現する。

社会 社会を読み解くために必要な知識を学びましょう。

社会  社会科では、六年間で基礎的な知識や知識を使って考える力、そしてより発展的な知識を身につけることができるように配慮しています。中学1年から高校一年までの四年間は基礎的な知識の学習を第一の目標としています。特に歴史の学習では高校一年までの四年間で日本史、世界史に関する系統的知識が得られるようになっています。高校二年、三年の二年間は文系と理系に分かれ、それぞれ大学受験に向けて必要な発展的知識を学び、様々な問題を考える力をつけることを目指しています。社会科を学習する上で最も重要なことは、常になぜそうなるのだろうかと考えながら粘り強く取り組む姿勢です。また、最新のニュースや社会情勢を、授業で示された視点に基づいて捉える習慣をつけると社会科の学習が楽しくなると思いますし、知識を応用する力も身につきます。社会科で習った知識を用いて、社会で起きていることの何が問題なのかについて是非考えてみてください。

数学 本校独自のカリキュラムによるテキストを使用します。

数学  浅野中学校の数学は、代数(数量編)と幾何(図形編)の2つの分野から構成されており、中学1年では代数を週3時間、幾何を週2時間学習します。中学2年では、さらに週1時間、演習中心の授業が加わります。
中学校で学ぶ内容は、高等学校で学ぶ数学の基礎となる大切な部分ですから、オリジナルテキストを用いた授業で、まず「わかる」数学を、そしてテキストに沿った、練習量の多い問題集を解くことで、「できる」数学を目指します。
 理解度の確認テストを行い、合格点に達しない生徒、学習の遅れがちな生徒に対しては、適宜「追試」、「補習」を行い、つまずきを引きずってしまうことのないよう指導しています。

理科 身近にある事柄から出発して、宇宙や地球環境について知ろう。

理科  君たちは、テレビや新聞・インターネットなどで、花や草木のきれいさ、宇宙の大きさ、台風や地震の恐ろしさ、など・・・いろいろな現象を見ていると思います。
 最近では、地球温暖化が問題になっています。世界各国の科学者たちが協力して、今後起こりうる地球の変化を研究しています。
 理科では、そうしたことをただ知るだけでなく、その「しくみ」を学びます。
 中学では、いろいろな現象を理科の目で見ることからはじめ、基礎的な考え方や言葉、記号などを学びます。
 理科は、大きく分けて「物理」「化学」「生物」「地学」という4つの分野があります。
 君たちは入学後、すべての分野について勉強することになりますが、高校では、君たちが選ぶ将来にあわせて、その中の1つ、または2つを選択してより深く勉強します。
 理科を学ぶことで、少し違う目で“世界”を見てほしいと思います。

英語 ABCから丁寧に教えます。

英語  英語は初めて学ぶという人も多く、不安を感じているかもしれませんが、心配はいりません。アルファベットの書き方からひとつひとつ丁寧に教えます。中学1年では週に6時間英語の授業があり、そのうち5時間を日本人の教員2人が分担して、1時間をネイティブの教員が、それぞれ教えます。六年後の大学入試に向けて文法をしっかり固めていくことが中心になりますが、英語を聴いたり話したりする機会も大切にしています。中学2年終了時までに中学校の内容をほぼ終了し、中学3年からは高等学校の内容にも入っていきます。一番大事なことは毎日の学習を欠かさないことです。最初につまずくと後々まで大きく影響してしまう教科ですから、担当教員の指示にしたがって毎日しっかり学習する習慣をつけてください。

保健体育 九転十起の精神のベースを構築するのが目標です。

保健体育 体育分野を中心に、週に3時間の授業を行います。
学園生活を充実したものにするための一番の基礎となる部分を学びます。集団行動や各種スポーツの実践を通して健康の増進や安全管理の能力を身につけます。
中学高校の六年間に、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、卓球、陸上競技、器械体操などの各種目を行います。夏季には水泳を、また武道は剣道と柔道を全員が受講しています。高三では選択種目制とし、得意種目を選択して生涯スポーツに役立てています。
 スポーツの世界ではもともとの能力が結果を大きく左右することがよくありますが、これらの種目のなかで競争・励まし合い・助け合い・挫折・我慢や辛抱・自己主張やコミュニケーションといった教室ではできない思春期にはとても意味のある多くの体験をし、「健康・安全」はもとより、「仲間との協力」、「公平・公正な態度」、「責任」、「用具の管理・整理整頓」などの能力を向上させ、九転十起の精神のベースを育んでいきます。

技術・家庭科 想像力・新しい発想・工夫する力を伸ばしていきます。

技術  技術科で学習する内容には「技術とものづくり」、「情報とコンピュータ」があります。「技術とものづくり」では、木材を使った作品製作、ラジオの製作等を行います。「情報とコンピュータ」ではコンピュータ操作を通じて情報の学習をします。家庭科では、「衣食住」を中心に、「保育」・「家族」・「高齢社会」など、これからの生活の中で必要と思われる様々なことについて学習をします。

美術 対象をしっかり見つめ表現できる力を養っていきます。

美術 流れているモノに目を奪われていると、モノをしっかりとつかむことができません。自分で、動きを止めて見つめてみると、しっかり見えてくることがあります。それが自分でしかつかむことができない風景だと気づくはずです。それを視覚的技法によって表現する力を養っていきます。言葉では表現しつくせない心のかたちです。
 中学1年では、浅野の風景画や小説の一場面を描き、学校生活の版画制作などを行います。
 中学2年では、自分の部屋の設計・透視図を描き、多色刷りの版画制作や心の世界などを描きます。
 中学3年では、研修旅行の事前講義と美術史を鑑賞という授業形態で行います。
 高校で美術は選択科目ですが、油絵の具を使用して表現を高めていきます。

音楽 感じることを大切に、頭と身体をバランス良く使いましょう。

音楽  音楽の授業では歌を中心に、音楽全般について勉強していきます。

総合学習 「言葉」は人と人との交流のカギです。

総合学習  最近よく、今の日本の小中学生の表現力・読解力が弱くなった、国語力を高めなくてはいけない、という新聞や雑誌の記事を目にします。実は私は必ずしもそうだとは思っていないのですが、ただ、学校生活で生徒諸君とふれあう時や国語の授業の折には、言葉足らず、言葉の幼さを感じることが確かに多くなりました。表現と言っても、文章だけではなく、言葉(会話)や身振りもありますし、絵や音楽やダンスなどで自分を伝えようとする場合もあります。つまり、表現とは人によって場合によって多様で自由なものだと思うのですが、人と人との交流や学校の授業では、一方的で奔放な自己表現だけではない、相手や先生の言うことを正しく理解し、また自分の言いたいことを正しく理解させることが重要になってきます。この交流関係では、表現はただ自分勝手に(相手が自分を理解すべきだ)では済みません。人と人とを結び付けるカギはやはり「言葉」です。そして、「言葉」は人間の大きな特性ですし、我々は「言葉」で思考しています。
”総合的な学習”の時間では、その「言葉」を中心とした表現のしかたを、さらには人の表現するものを正しく読み抜いて読み取る練習をします。時間が許せば、作文やスピーチでの自己表現だけではなく、この先、国語の授業でも必要になってくる解答表現のしかたについてもやりたいと考えています。

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