9月30日に中3秋期進路講演会が行われました。
今回お招きしたのは、JAXA宇宙開発研究機構の津田雄一先生。はやぶさ2のプロジェクトマネージャとして活躍され、つい先日小惑星のサンプルを持ち帰ったアメリカの探査機オサイリス・レックスのプロジェクトにも関わっておられます。
はやぶさ2が着陸可能な平地を小惑星リュウグウに見つけられなかったところからどのようにして着陸を成功させたのか、どのようにして600人の専門家が1つの目標に向かう大プロジェクトを成功に導いたのかお話しいただきました。何十回というシミュレーションと失敗をもとに本番に臨むという姿勢は本校の「九転十起」の精神と通じるところがあると思います。
また工作や折り紙が大好きだった少年が好奇心をもち、何事にも諦めずに取り組んできたことで将来の目標を見つけていったこと。大学生のころに自作の空き缶人工衛星を開発しロケット打ち上げにつなげていったこと。将来の夢は二者択一でなくどちらも叶えてしまえばよいといったこと。どのお話も将来を考えていく中高生にとって非常に示唆に富む内容でした。
最後に中3だけでなく、聴講を希望した他学年の生徒も含め多数の質問にもお答えいただき、大盛況で進路講演会を終えることができました。
この進路講演会によって生徒たちは自分の将来をしっかりと考え、目標を立てていくきっかけとなったと思います。
ご多忙の中、素晴らしいお話をしてくださった津田先生、本当にありがとうございました。
(この講演は、PTAのご協力により運営されています。)
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