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中高一貫教育・各教科

浅野の三本柱:学業

6年間のすべての時間が人間形成の場となる。
浅野の中高一貫教育。

本校では学校生活におけるすべての時間が人間形成の場であると考えています。
6年間の一貫教育だからこそ、部活動や学校行事のなかで友情を育むこと、ひとつの目標に向かって努力する素晴らしさなどを経験してほしいと願っています。
また部活動に懸命に取り組んだ生徒が、現役で難関校へ進学していくケースが多いのも本校の学びの特徴です。

志望校への進学を実現するための6ヵ年カリキュラムです。

全教科ともに中学1年から高校三年までの6ヵ年を見通してカリキュラムを構成しています。
一方で、芸術科目や技術・家庭科などの体験的な学びも大切にしています。
その根底には、確かな知識と教養を身につけ、社会に貢献できる人材の育成を目指す浅野スピリットがあります。

6年間の学園生活

この6年間が人間形成の場となる。
定期試験
1学期中間考査 5月・5日間 1学期期末考査 7月・5日間
夏休み整理テスト 9月・1日間 2学期中間考査 10月・5日間
2学期期末考査 12月・5日間 学年末考査 3月・5日間

各教科の特色

英語

英語を様々な形で活用し、世界で活躍できる生徒を育てます。

様々な場面で英語に親しみ、英語を活用できる人を育てることを目標としています。
日本語とは異なった文法体系、英語特有の音やリズム、英語を話す人々の考え方や文化などを学ぶとともに、新たに学習した表現を用いて英文を書いたり話したりすることを通じ、英語を自由に操る喜びを感じて欲しいと考えています。
中学1・2年次は、英語の音声に親しみながら、基本的な文法事項を含んだ英文を即座に運用できる力を養うことを目指します。音読トレーニングシステム(RepeaTalk)を用いて授業で習った英文を自宅で反復し、英語学習に対する手応えと自信を得ながら基礎力を構築します。
中学3年次以降では、より高度な内容の英文を読んだり、専門的な話題について意見を述べたりする機会を増やし、実用英語技能検定などの資格試験や大学入試にも十分に対応できる英語力の習得を目指します。

数学

本校独自のカリキュラムによるテキストを使用します。

中高一貫校向けの検定外教科書(体系数学)に手を加えたオリジナルのテキストを使っています。テキストを用いた授業で「わかる」数学を、そして練習量の多い問題集を解くことで「できる」数学を目指します。
中学1・2年で中学の内容を終え、中学3年〜高校二年(文系は高二の最初まで)の3年間で高校の内容を学習します。Chromebookを用いて難しい問題の解説動画を見たり、グラフや図形を実際に描いてみたりと試行錯誤を繰り返し、成功・失敗を問わず多様な考え方を共有し評価し合うことを通して、深く考える力を育みます。
その後、高三の最後までは、既習分野の総復習とハイレベルな演習を行い、大学受験に堪えうる学力を鍛えます。
勉強が遅れがちな生徒に対しては、中学1年の頃から追試や補習を行い、フォローしています。

国語

言葉を通して世界の見方を学ぼう。

国語の授業では、言葉を通して世界の見方を学び、先人の到達を踏まえつつ自らの考えを広げ深めていくこと、その考えを表現できるようになることを目指します。そのためには、6年間の授業を通して幅広い時代や内容の文章に向き合うことが必要です。明治時代以降に書かれた文章は、比較的読みやすい文章を一つひとつ分析しながら読むことから始め、学年が上がるにつれて抽象度の高い文章を扱っていきます。古文や漢文も、文法事項の学習、それを踏まえた文章の読解というように、段階を踏んで学習を進めていきます。また、文章を書くことを通して言葉と向き合う授業も中学1年生から行う他、高校一年生までに漢字検定2級に合格することも目指します。

社会

世の中を読み解くために必要な知識を学びましょう。

社会科(地歴・公民科)では、6年間を最初の4年間と後半の2年間で大きく分けて考えています。中学1年から高校一年までの4年間では地理、歴史、公民に関する「幅広い知識」を身に着け、さらに「知識を用いて社会や世界について考える力」を育てることを目標とし、貿易ゲームや模擬国連などの実践的活動も行っています。高校二年、高校三年では大学受験を意識し、それぞれの進路にあった科目を履修しつつ発展的知識やより本質的な思考を身に着けることができるように授業を組み立てています。日常何気なく耳にした事件やニュースの裏側には、社会科で扱う様々なトピックが含まれています。今起きていることへ鋭いまなざしを持ってほしいと願っています。

理科

自然の事物・現象を学びながら、世の中の問題点を見つけ出して解決しよう。

理科は、自然の事物・現象を学習の対象とする教科です。たとえば、地震・津波や火山噴火、台風・集中豪雨などによって引き起こされる様々な自然災害、地球温暖化対策と関連するエネルギー問題、放射線・食品・医薬品などの安全性、遺伝子診断・生殖医療などに関する正しい知識など、理科を通して学ぶべきことはたくさんあります。
中学では、物理・化学・生物・地学の4分野の基礎をまんべんなく学びます。高校では、進路に合わせて「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」の中から3〜5科目を履修します。
自然についての理解を深めていくことによって、その先にある新たな疑問を見つけ出せる力を身につけて欲しいと考えています。

保健体育

九転十起の精神のベースを構築するのが目標です。

体育分野を中心に、中学1年から高校三年まですべての学年で週3時間の授業をおこないます。集団行動や各種スポーツ・武道の実践を通して、競争・励まし合い・助け合い・挫折・我慢と辛抱・自己主張やコミュニ ケーションといった、教室ではできない思春期には非常に意味のある多くの体験を通して、「健康・安全」はもとより、「仲間との協力」、「公平・公正な態度」、「責任」、「用具の管理・整理整頓」など、九転十起の精神の基本となる能力を育んでいきます。種目としては、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、卓球、陸上競技、器械体操、ダンスなどを行います。夏季には水泳(室内プール)を、また武道は剣道(中学2年生)と柔道(高校二年生)を全員が通年で受講します。

技術・家庭科

よりよい生活の実現に向けて問題解決能力を育てていきます。

中学の3年間で取り組む技術・家庭の授業は、生活や技術に関する制作、調理などの実習や、観察・実験、見学、調査・研究といった実践的・体験的な活動が中心です。授業を通して、よりよい生活を目指して目標を設定し、現在の問題点を解決するために必要なことを考え実行することができる資質と能力を身につけることを目指します。技術分野では、「材料と加工の技術」、「生物育成の技術」、「エネルギー変換の技術」、「情報の技術」を学習し、木材での作品製作、プログラミング、制御学習、電子工作などに取り組みます。家庭分野では、「家族・家庭生活」、「衣食住の生活」、「消費生活・環境」を学習し、被服実習、調理実習を行います。

情報

日々進化していく情報化社会への対応力を身に付けよう。

情報化社会では、データを使いこなす能力(情報の整理・分析・表現能力)が必要です。また、コンピュータや情報通信ネットワークの仕組みを理解し、安全に使うために情報セキュリティを確保する必要があります。さらに、それらを適切に使うために情報モラルも身に付けなくてはいけません。
高校で必修科目となる「情報Ⅰ」では、「知的財産権(著作権など)、肖像権や個人情報の扱い」「メールやSNSのコミュニケーションルール」「ディジタル化、ネットワーク、データベースの仕組み」「表やグラフによるデータの分析」「AdobeCreativeCloudを用いた情報デザイン」「Pythonを用いたプログラミング」を学習します。
変化の速い情報化社会を強く生き抜いていくために必要な基本的な能力と技術を身につけることを目指します。

美術

あなたは真っ新な画用紙にどんな材料で何を描きますか?

浅野に入学する生徒の多くは、既存のルールや方程式に則って「答え」を導き出すことにとても優れた力を発揮しています。これは中学受験を通して培われた大事な能力の一つです。では、決められた「解き方」も、「答え」もない問いに対してはどうでしょうか。美術の授業は、上手に絵を描く技術や知識を学ぶことだけが目的ではありません。アート(水彩画、版画など)とデザイン(ロゴ、インテリアなどの意匠)の多様な表現や、様々な作品を鑑賞することで、自分だけのものの見方や考え方、自分なりの「答え」を見つける力を養います。中学での3年間(高校で美術を選択した生徒は5年間)の授業を通して、自分で表したいことに応じて材料を選び、描く(つくる)ことができるような人になってもらいたいと考えています。

音楽

音楽でコミュニケーションを取ろう。

音楽では、音を通じたコミュニケーションを図ることを目標に授業をしています。声や楽器を用いて「表現」することはもちろんですが、「聴く」というコミュニケーションも大事にしています。
中学では、歌唱・アルトリコーダー・ボディパーカッションなどの「実技」、様々な国・時代の音楽の「鑑賞」、楽譜をスムーズに読めるように読譜力を養う「楽典」の3つの項目で授業を行います。
高校では芸術選択科目のひとつで、実技が中心です。中学で学んだことを大切にしながら発展させ、歌唱だけでなくキーボード・トーンチャイム・オカリナ・三線など、様々な楽器を演奏します。
多様な視点から音楽に触れる機会を作っています。苦手意識を持たず、積極的に参加して欲しいと思っています。

書道

ひと筆、ひと筆、静かに書と向き合う時間です。

中学1年次に週1時間、書道の授業(国語科書写)があります。毛筆を中心に楷書・行書の基礎を習得すると同時に、漢字や仮名の成り立ち、筆や和紙といった伝統産業など、書道に関わる文化や歴史についても理解を深めていきます。制作した作品は学習成果の発表の場として外部のコンクールへ出品しています。
高校では芸術選択科目のひとつで、一・二年次に書道の授業(芸術科書道)があります。古典作品の臨書に加え、篆刻や刻字にも取り組みます。さまざまな視点から書道を学び、創作作品では自分らしい書表現を目指します。
書くことは、デジタル化の進む現代にこそ必要であると考えています。手を動かし、肌で感じ、歴史や文化に思いを馳せ、創造する……。字の上手下手ではなく、そこに向かう気持ちが大切です。

総合学習

変化の激しい現代社会で、リーダーとして活躍できるスキルを。

中学1年から3年間、総合的な学習の時間を活用し、ネイティヴの教員による英会話学習を、クラスを2つに分けた少人数制で実施しています。授業で学習した英語を実際に聴いたり話したりする機会を設けることで、英語を使ったコミュニケーションに慣れ親しむことを目指します。
また、中学2年での鎌倉研修、中学3年での東京研修や京都・奈良の研修旅行といった校外行事の事前・事後学習も行います。班や個人で研究の課題を設定し、行程中の班別自主行動の見学地も、その課題解決を念頭に置いて生徒自身で決定します。学校に戻ってくると、研修の成果をまとめ、発表します。
自ら課題を見つける力、解決のために試行錯誤する経験、自らの考えを正確に伝える技術を身につけることがねらいです。

道徳

自らを律し、他者と共によりよく生きる道徳心を養います。

自律し、他を思いやる心を育むことを目標とします。
授業では教科書にとらわれず日常のテーマについても考え、他者の意見を聞くことで広い視野を持って自分の考えをさらに深めることを心がけ、振り返ると成長している自分に気づくよう取り組んでいます。
特に、自由に意見を発表するだけでなく、「考えをまとめる」というプロセスも大事にしています。自分の考えを実際に書いて表現できるよう時間を使い、教員からのコメントやフィードバックを通してじっくりと考える機会を設けています。
高校では「道徳」という時間は設けていませんが、生徒諸君は日常の集団生活のなかで、自分のモラルをきちんと形成し、お互いを認め合う学校生活を過ごしています。

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