浅野の進路・進学指導は生徒一人ひとりにしっかりと向き合います。担任はもちろん、様々な教職員が多角的な視点で自立を見守ることで生徒たちは自分の頭で、心で、それぞれの最適な未来を導き出し、志望大学へと向けて強い目的意識を持って歩み出していくのです。
本校はすべての教職員が一人ひとりの生徒を見守っています。教職員は気づいたことがあればすぐ声をかけ、生徒も何かあれば相談できるという校風が綿々と受け継がれており、職員室や学年控室はいつでも生徒が相談に来られるようにオープンにしています。また、こうした生徒との関わりを大切にする本校の姿勢は高い専任率にも現れています。
本校では日常の授業を大切にし、学習習慣を身につける指導を徹底しています。遅れている生徒には補習や追試、夏の講習などを実施しています。また、英・数・理では中学2年間で中学校の学習内容を履修し、中3から高校の教材を取り入れていきます。高二からは希望進路に応じた授業体系に移行し、高三では各大学の入試に対応した演習を含んだ授業が行われます。
浅野学園進学指導部では、本校の2024年度大学入試結果を以下のように総括します。
今年も多くの本校卒業生が難関国公立大学・私立大学に挑みました。今春の卒業生(101期卒業生)は持ち前の誠実さで、最後まで第一志望を目指して真摯に学習に取り組み、結果的に多くの卒業生諸君が難関国公立大学・難関私立大学に合格しました。合否の結果にかかわらず、まずは各々の目標に向かって努力を重ね、挑戦した卒業生諸君に敬意を表したいと思います。
東京大学合格者数は現役・現浪合計ともに過去2番目に多い結果となりました。国公立医学部医学科は現役11名(現浪合計15名)で北海道大学・東北大学・横浜市立大学・千葉大学をはじめとする難関校への現役合格者も多く含んでいます。一橋大学・東京工業大学の現役合格者数はそれぞれ2桁にのぼり、近年の生徒の志願状況を考えると良好な結果であったと考えています。
私立大学では、4月1日現在、のべ現役合格者数が慶應義塾大学で126名、早稲田大学で100名の計226名となり昨年と比べ31名増えました。なお実人数は慶應義塾大学が100名、早稲田大学が88名となっています。
全体として考えると良好な結果でしたが、これらの大学に限らず、受験生一人一人を見ていくと、第一志望合格に一歩及ばず涙をのみ1年後に再挑戦をすることを決めた卒業生もおります。その一人一人の顔を思い浮かべると、学園の指導の在り方に関して今後さらに改善していかねばならない部分も多くあると痛感します。生徒一人一人の志望、そして挑戦に寄り添うことができる学校であれるよう、今後も全力で取り組んでまいります。
浅野中学校・高等学校
進学指導部
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