2022年7月30日(土)、渋谷教育学園渋谷高等学校の有志生徒主体で、ウクライナと日本をつなげる中高生中心のフォーラムが、オンライン(Zoom)で開催されました。
参加した中高生は全体で100人を超えておりましたが、そのうち、本校からは10人ほどの生徒が参加しました。
イベントでは、まず主催学生からウクライナ問題の概要に関するプレゼンテーションがありました(ウクライナの学生なども参加していることから、Zoomでは、英語議場・日本語議場に分かれてイベントが展開されました)。
ここでは、現在の問題を理解するために、歴史的背景をふまえた議論の土台が提供されていました。
続いて、ウクライナの首都キーウから様々な情報を発信しているボグダン・パルホメンコさんによる基調講演がありました。
現状の世界について、「一人でも世の中というのは変えられる」など、多くのメッセージ性の強い言葉が印象に残りました。
それから、ウクライナから日本に避難している高校生・大学生によるスピーチがありました。
これまで身近とは言えなかった「戦争」の様子が、同世代の若者の言葉で語られたことに、改めて衝撃を受けた生徒も多くいたと感じました。
なお、これらのスピーチの様子は、フォーラムの公式twitterを通じても発信されております(https://twitter.com/Ukraine_x_Japan)。
その後、議場を分けて、ウクライナ情勢に関する意見交換が行われたり、「ウクライナ支援の具体的なアクションプランを考えよう」という議題のもとに、議論が展開されました。
アイディアとしては、デジタルネイティブとして、使い慣れたSNSを駆使したり、有益なクラウドファンディングのあり方を考えるといったものがありました。
また、日本だからこそできる支援策として、日本の災害時の知恵を伝えるなどの案もありました。
いろいろと考えるだけでなく、それを情報発信して多くの人に伝えようという根本的な姿勢に共感できました。
コロナ禍で、海外経験を積んだり、人と直接ふれあえることが少なくなってしまった昨今ですが、その代わりに、こうしたオンラインイベントも盛んに行われているので、生徒諸君には、引き続きぜひ積極的に目を向けてもらいたいと思います。
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