1/14(土)に高二医学部志望者を対象に勉強会を開催しました。
第1回目の今回は、講師として富山大学の濱島丈先生をお招きして、「臨床と基礎の間で」という題目でご講演をしていただきました。
濱島先生は病理医として勤務されており、検査で採取された材料から疾患名を確定させ、治療方法の方向性を示すといった難しい判断に日々取り組まれています。
この患者さんにはどこまでの切除が適切なのか、どのようにすればその患者さんのQOLを保てるのか、医療現場の難しいケーススタディをわかりやすくご紹介いただきました。
「病理医は患者さんの前にはでないものの、その判断には非常に大きな責任が伴う。それこそがやりがいである。」とおっしゃる濱島先生は臨床に携わる一方で、遺伝子改変したマウスを用いて脳の発達に関する研究にも取り組まれており、疾病の原因や影響について探求されています。
「自分の想定外の結果に対して、どこまで真摯にうけとめることができるのかが大切である。これは病理診断にも研究にも同じことが言える」
自分のできることを100%やりきるために、医師は学び続けなければならない、ということを教えていただきました。
濱島先生、お忙しい中、ご講演いただき本当にありがとうございました。
生徒諸君は今日の講演を糧として、よい医師になるために今できることを100%やりきってください。
第2回は1/28に実施予定です。
copyright Asano Junior High School. and Senior High School.