4/22(土)、講堂にて中3春期進路講演会を開催しました。
中3になり、生徒たちは将来のことを少しずつ考え始めました。生徒たちはどのような職業があるのかを知り、自分の身近な人の職業だけでなく、いろいろな仕事に就いている方々のお話を聞き、いまの学校生活をどのように過ごしていくのかを考えることが必要となります。
その一環として、今回の春の進路講演会では、社会起業家として、難民を雇用し電子機器の再生に取り組むことで、日本のみならず他国や母国でも生活基盤を作ることができるように難民の方に技術指導を行っているピープルポート株式会社代表取締役社長の青山明弘さんと、実際にピープルポートで働くDさんをお招きしました。
青山さんは難民の方や難民申請中の方に単なる「支援」を与えるのではなく、彼らとビジネスパートナーとして「共に働く」ことを大切にされています。日本で難民認定をうけることが難しいこと、難民申請しながら働くDさんがどのような経緯で日本へ来てどのような困難に直面したのかといったこと、さらに電子機器再生だけでなく新しい事業を立ち上げようとしているといったお話を伺いました。生徒たちは世界でどのようなことが起きているのかを知り、今の自分たちに何かできることはないか、そして将来なんのために働くのかと考えるきっかけになったと思います。
講演会後の質疑応答でも生徒たちはたくさんの質問をし、時間いっぱいまで充実した会となりました。
青山さんやDさんからいただいたお話を受けて、生徒たちにはこれからの学校生活をより充実したものにしてほしいと思います。
青山さん、Dさん、ありがとうございました。
(文責 中3進学担当)
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