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教養講座「イスラム教とギリシア正教会を知る」

投稿日2024/10/31

宗教に関しての理解を深める教養講座シリーズとして、今回はイスラム教のモスクと、キリスト教のなかでも東方教会から続く歴史をもつ正教会の教会を訪問しました。
行程 10月24日(木)
午前: 東京ジャーミイ ディヤーナト・トルコ文化センター
    (代々木上原駅から徒歩5分)
午後: 日本ハリストス正教会教団 東京復活大聖堂(ニコライ堂)
    (新御茶ノ水駅から徒歩1分)

いずれの宗教も、現在、戦争(紛争)中のガザ地区やウクライナ・ロシアで多くの人びとにより信仰されているものです。
イスラム教のモスクでは、広報担当の方から丁寧な説明をしていただきました。さらにモスクなどの施設を案内していただくとともに、素朴な質問だけでなく、イスラム教やモスクに関わる専門的な質問にいたるまで、具体例をまぜながらわかりやすく答えていただきました。
正教会のニコライ堂では、静謐かつ峻厳さを感じる堂内で、スタッフの方から正教会の特徴と歴史をレクチャーしていただくとともに、堂内のイコンをはじめとする装飾や調度品、また、他の教会と異なる礼拝のようすなどについての質問に丁寧に回答していただきました。

以下、参加した生徒の感想です。

・東京ジャーミイは美しく静かな場所でした。礼拝堂では異国にいるような感じがし、日本にいながら異文化を深く感じることができました。また詳しく親切な案内によって、イスラム教や建築の背景についてもよく学べました。
・コーランの解説の中でおっしゃっていた「コーランは人生のガイド」という言葉がとても印象に残っており、ムスリムの方々にとってのコーランというものの重要さを感じました。
・東京復活大聖堂は、美しく落ち着いた雰囲気でとても神聖な場所でした。大聖堂は高い天井と美しいステンドガラスやイコンが素晴らしかったです。聖堂の中のどこを見ても見応えがありました。
・ニコライ堂の案内の方の話では、関東大震災の際の復旧の話がとても印象に残った。ドームが崩壊するのは相当なことで、復元を断念する要因にもなりかねない出来事だが、6年の歳月をかけて復元したという話を聞いて、紀元元年近くから続く教えの継承に対する奥深さを感じた。

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