ディベート部の高校生が運営を担い、昨年に続き、中学生も参加できる模擬国連会議を開催しました(2/11~2/12)。
今回は2日間の会議で、首都圏の16校から約120人の中高生が来校し、経験者議場と初心者議場に分かれ、現在の中東情勢について議論しました。具体的な議題は、「占領下の東エルサレムとその他の占領下のパレスチナ領土におけるイスラエルの違反行為」です。
この議題は、実際の国連の緊急特別会期で何度も会合が重ねられていて、解決の困難な内容ですし、現在の「イスラエル・ガザ危機」が生じたことで、より難しい状況になっています。ニュースで連日のように報道されていたとはいえ、遠く離れた日本の中高生が、深い知識をもとに討議・交渉することに感銘を受けました。
事前に用意する議題概説書は、フロント(会議監督や議長)を務めたディベート部の高校生が他校の生徒と協力して昨年末から作成にとりかかったものです。プロシージャ―(議事進行)やルールについても独自のアレンジを加えて、参加者だれもが決議案をじっくり読み込む時間をとり、提出された決議案についての矛盾や不備を大使どうしでチェックしあう形式としました。この結果、決議案に対して以前より活発な議論が見られ、各大使が文言に責任をもち、内容をしっかり理解したうえで投票することができたように思います。
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