模擬国連・浅野会議2025 を開催しました。今回の議題は、「地球外生命体の渡来に対する国際社会の対応」というフィクションです。
模擬国連は、現実に起きている地球上の諸課題について、各国大使になりきって解決案をまとめあげていく活動ですが、時に過去の出来事をあつかう歴史会議や、今回のような非現実のテーマを想定して開く会議も行われることがあります。この議題では、「地球外生命体」の特徴や、渡来の背景などをあらかじめBG(議題解説書)で明示しておいて、地球外生命体を受け入れる場合の方法、受け入れることになった場合に地球外生命体とどのように関わるかなどを論点に討議してもらいました(議場は国連総会の緊急特別会合を設定)。
この議題を決めたのはディベート部の高2生が中心のフロント(運営スタッフ)で、冬休みに執筆を分担して議題解説書を作成しました。議論が広がりすぎたり散漫になったりしかねないため、定義すべきことを洗い出し、論点を明確にするとともに条件を可能な限りしぼるように努めたとのことです。
会議は2日間(2/23~2/24)で、静岡も含めて首都圏の18校(浅野を含む)から、120名を超える中高生が参加してくださりました。そしてこの非現実的な出来事に対して、自分たちの担当国がどのような対応をするかを想像しながら、論点の解決にむけて活発な討議と交渉を行ってくれました。
この会議の議題を選んだ理由について、代表生徒のコメントを紹介します。
「今回の議題は地球外から生じた問題であり、どの国も逃れられない地球全体の脅威となるようなものです。そこで、大使の皆さんは一つの方向を向いて、今後の地球の在り方について考える必要があるのです。私は寧ろそれこそが本来の国連のあるべき姿だと思っています。」(難波壮太・高2)
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