7月23日(土)に神奈川近代文学館で開催された第10回神奈川県高等学校ビブリオバトルに、高二の髙橋一輝君、藥袋陽仁君の2名が出場しました。
藥袋君は、森昭彦『身近な雑草のふしぎ』を紹介しました。
日ごろ私たちが目に留めることのない道端の「雑草」が、とても魅力的な存在であることを、熱意をもってアピールしてくれました。
特に、「雑草の面白さを知らずに素通りしていることは、本当は面白い本なのに背表紙だけを見て素通りしてしまうことと同じくらいもったいないことだ」という紹介は、本が好きで集まっている多くの参加者にアピールすることができたのではないかと思います。
決選投票にもつれ込む目づらしい展開になりましたが、残念ながら予選通過には至りませんでした。
髙橋君は、住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』を紹介しました。
『君の膵臓をたべたい』で有名な著者の作品で、自分たちと同じ高校生が主人公の青春小説です。
相手の感情が見えるという不思議な能力を持つ登場人物たちの魅力を十二分に語ってくれました。
感情が見える、といってもその能力は万能ではなく、むしろ相手の感情が見えてしまうからこそ起こるすれ違いや悩みなど、高校生の抱える人間関係の悩みにも共感するところが多かったようです。
予選を1位で通過して決勝戦へと駒を進め、準チャンプ本(2位)を獲得しました。
残念ながら浅野高校としての2年連続での全国大会出場には届きませんでしたが、二人ともレベルの高い発表を披露してくれました。
次回の図書研究部のビブリオバトル発表は9月の打越祭を予定しています。
今回出場した2名をはじめ、全部員がそれぞれのイチオシの本をご紹介します。ご期待ください。
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