【高二医学部勉強会2】
1月30日に今年度2回目の高二医学部勉強会を実施しました。
今回は「地域医療について」をテーマに、本校87期卒業生で鹿児島県立大島病院の小徳羅漢先生にご講演いただきました。
なお、今回は学校が休校期間であったので、自宅からオンラインで講演会に参加するという形式で実施しました。
奄美大島で「ゆりかごから墓場まで」診ることができる総合診療医を目指したい、と語る小徳先生は、へき地医療で重要なことの1つは役割分担である、とお話しされています。
「100人の患者さんのうち最新鋭の設備が必要なのは1人いるかどうか。患者さんの状態をプライマリ・ケアの中でしっかりと見きわめ、必要に応じ専門機関へしっかりと繋ぐことが自分たちの役割。大学病院で最新鋭の治療を中心にやるのはまたべつの役割。
自分のやりたい役割をやればよい。」
この言葉は「自分はどんな医師になりたいのか」を考えるヒントになったのではないでしょうか。
また「総合診療を行うためにはさまざまな分野の勉強が必要で、人よりも時間がかかるかもしれない。でもちょっとぐらいの遠回りよりも、やりたい医療をすることのほうが大切」という先生の言葉に、勇気を貰い、心揺さぶられた生徒も多いと思います。
生徒諸君には自分の目指した道を完遂してほしいと願っています。
小徳先生、本当にありがとうございました。
第3回(最終回)は2/12(土)を予定しています。
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