新課程の教科書でもとりあげられるようになった「模擬国連」。このプログラムを高一の歴史総合の授業で体験してもらいました。
歴史総合では、「近代化と私たち」「大衆化…」「グローバル化…」という大きなテーマを設けて、近現代史を学習することとなっています。「グローバル化と私たち」に相当する戦後史を学ぶのに、「模擬国連」を体験することは有効です。
模擬国連とは、国連などで開かれる国際会議を模して、生徒一人一人が割り当てられた国の大使を演じ、決められた議題(核軍縮や気候変動対策など)について討議したうえで解決策を練っていく活動です。簡単には答えの出せないグローバルな諸課題と向き合い、自分とは異なるかもしれないスタンスの国の国益を守りつつ、国際益のために交渉を重ねるというもので、もちろん深い知識と理解をもとに論理的に説明する力も求められます。
授業は1クラス3時間を配当しました。1時間目となるこの日は、まずいくつかの担当国に分かれて、同じ国のグループどうしで自国の状況や政策・スタンスをリサーチします。全員がChromebookを持参し、インターネットや図書館の書籍から必要な情報を引き出し、Googleドライブのドキュメントにあげたリサーチペーパーに書き込んでいく作業です。情報の検索を分担して行うなど、同一国のグループワークは、お互いに協力しながら進められていました。次回2時間目の会議にむけてリサーチは気が抜けません。
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