キャリア

2月17日(土)に高二医学部志望者を対象に第3回勉強会を開催しました。

最終回となる今回は、平塚市医師会理事で永瀬医院の院長をされている永瀬剛司先生をお招きしました。
永瀬先生は日頃から若い医師への研修や地域の防災訓練のご指導をされ、
2月初めには能登半島地震被災地にも神奈川JMAT(日本医師会災害医療チーム)として医療支援の活動をされています。
先生には「トリアージの実際と心構え」というテーマでご講演いただきました。

災害時等で多数傷病者が発生した場合に治療優先順位を決めるトリアージについて、
実際のトリアージタッグを拝見しながら、実施方法や難しさを解説いただき、
併せて、医療者によるトリアージ訓練を含む防災訓練の重要性を教えていただきました。

講演の最後、医師の倫理についてのお話の中で、
「理念は非常に重要。理念に基づき、ぶれることなく、自身の行動を規定していく」と強調されていらっしゃいました。
このことは医師を志す上で忘れないでいてほしいと思います。

今年度の医学部志望者勉強会は今回で最後となります。
ご講演いただいた3名の先生方には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。