高一書道の授業では、隷書「曹全碑」の臨書をしました。
「曹全碑(そうぜんひ)」は、後漢の末に曹全という人物の徳をたたえて建てられた頌徳碑で、漢代の書を今に伝える書の名品です。
この”頌徳碑”とは、偉業や功績をたたえるために建てられる石碑のことですが、
本校にも、浅野総一郎翁の寿像と頌徳碑が建てられています。
ということで、
授業の途中に教室から少し抜け出して、学校敷地内にある”銅像山”へ行ってきました。
(朝は雨が降っていましたが、晴れてくれました!)
総一郎翁の寿像は下からも見えますし、よく知られていますが、
銅像の後ろには徳富蘇峰の記した「寿像頌徳文」があります。(下の写真)
銅像の台座にも、立派な隷書体で「浅野総一郎翁」と刻されています。
ちょうど隷書を学習したところなので、その書の特徴を観察できました。
(こうして見ると、とても大きいですね。)
最後に、100周年記念リングをぐるっと一周。
雨上がりの風が心地よく、景色がとてもきれいでした。
ほんの15分ほどの銅像山ツアーでしたが、普段はあまり来ることがないのでいい息抜きにもなりました。
この後は書道室に帰って、再び練習に戻りました。
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