本校のグローバル教育は、授業内での全員学習からはじまり、積極的な生徒を対象とする国内外のアカデミックな研修へとステップアップしていけるプログラムになっています。
「多様性」の理解(異文化理解・他者理解)と「対話力」の育成をキーコンセプトとするそれぞれの研修は、浅野で過ごした数年間で身につけ、蓄えた力をもって、様々な文化や価値観を持つ人々が住む社会へと踏み出す第一歩として位置づけられています。したがって、独立してグローバル研修が存在するのではなく、普段の授業や事前学習と、実際の研修がリンクしていることが特徴です。例えば、海外研修の際には、訪問する国の社会や文化について時間をかけて調査・学習します。その知識があるからこそ、現地では海外の大学生たちと深い交流ができ、より多くの発見や学びを得ることができます。英語に関して言うと、研修時の学びはもちろんですが、研修本番に英語で思考し、コミュニケーションをとれるように、研修に参加するまでの準備の一環として、英語の運用力を伸ばしていくことが肝要になります。
多感な時期に、自分の目で世界を見て、多様な価値観に触れた経験は、視野を広げ、自立心を育む、かけがえのない財産となると確信しています。
イギリスの歴代首相のみならず海外の政治家や著名人を数多く輩出してきた歴史と伝統ある名門大学で、語学実践のみならず教養や異文化理解を深めます。研修中は世界トップレベルの教授や大学生と直に接しながら、ワークショップやディスカッションを重ねて最終日のプレゼンテーションに臨みます。一方でイギリスの文化や芸術・歴史などについて理解を深めたり、街へ出て多文化主義を実感したりする機会も多く、総合的に教養を深められる研修です。滞在中はホームステイを行うことにより、外国語によるコミュニケーションの機会も多く取れるようになっています。
アカデミックな学びと、生徒自身の問題意識に応じた班別探求活動を軸とする研修です。シンガポールの政治・経済・文化等を考察し、国際社会に対する視野を広げるとともに、現地の学生やビジネスパーソンとの対話を通じて、自らの将来像を描くことができます。
英語を使ったコミュニケーション力を高めるため、中2の終わりの春休みに、3日間で実施する短期集中の英語実践プログラムです。1クラスの生徒数は約10名で、ネイティブの講師18名とのコミュニケーションを密にして、自己紹介や身近な話題についても、英語で説明することに意欲的にチャレンジしてもらいます。
横浜市国際学生会館に滞在する外国人留学生を訪ね、身近な話題をテーマに英語でディスカッションをします。アジア・アフリカ・ラテンアメリカなど幅広い地域の学生が在籍しており、ノンネイティブ同士の英会話を経験できるだけでなく、多くの国の文化について学ぶことができます。
成田国際空港に赴き、航空機の搭乗待ちをしている外国人に対してインタビューを行います。日本で滞在して気づいたこと、母国との違いなど、グループごとに質問を考えて挑戦します。なかには英語以外の言語を話す外国人もいますが、言葉が通じないときにはどのようにコミュニケーションを取ればいいのでしょうか。
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